2018年08月14日

Vol.2094「器を大きくすることは、自責の割合を高めること」


世の中には、(基本的に、)

自己責任(=自責)で過ごしている人



他者責任(=他責)で過ごしている人

とがいらっしゃいます。



そのいずれかによって、

世界の見え方や物事の解釈の仕方

が180度異なってくるのは、

言うまでもありません。



そして、こればかりは、

いままでの人生の中で形成された思考習慣なので、

かなり根深い問題です。



まあ、どちらの思考で過ごすのも、

その人の自由なんでしょうけど・・。



ただ、他責で凝り固まった人

の場合に厄介なのは、

周りにも飛び火するということ。



どんなことに対しても、


「自分は悪くない、周り(他人、会社、自治体、国など)が悪い」


となるため、

消火作業(=非難を向けられた側による気遣いやフォロー)が大変ですし、


また、周囲との軋轢が生じやすく、

最悪、周りから白い目で見られるようになり、

孤立してしまうかもしれません。



その状況に気付けていないのは本人だけ、

みたいな(汗)。



さらに言うと、

他責の人は幸福感を得づらい

という側面もあります。



それはそうですよね。



幸福感というのは、

日常の些細な出来事からでも感じられるものですが、


「自分は悪くない・・」

「周りのせいで・・」

という思考にとらわれている人が、

周りからしてもらっていることに気付いたり、

感謝できるはずもなく、


不平不満は感じたとしても、

幸福感は得られません。



そういう人は、

どんなに生活環境や職場環境が改善されても、

幸せにはなれないのです。



そのように考えると、

他責の思考に慣れてしまうのは、

とても危険だと感じます。




少し話は変わりますが、

私(安野)がこれまでに

一流の方々とお会いさせていただく中で

つくづく思うのは、


自責として受け入れることのできる範囲が、

その人の器の大きさである


ということ。



少なくとも、弊社の特別講演会等でお招きした

一流講師の方々は、例外なく、

自責で、機嫌よく過ごしていらっしゃいます。



皆さん、器の小さい私を、

大きな器で包み込んで下さるのです。



そういう意味では、

「器を大きくする」とか「器を磨く」とか

よく言いますが、この言葉は、


「他責ではなく自責の割合を高めること」


と言い換えられるのではないでしょうか。



そして、そのため(=自責の割合を高める)にも、


自分自身を客観的に見つめ直す時間


を持つことが大事だと思っています。



そういう時間を活用して、

いったん自分の感情を切り離し(=離見の見)、


「全体をよくするために、自分は何をすべきか」


を思考するのです。



とりわけ、経営者の場合、


「会社は社長の器以上に大きくなれない」


という格言があるように、

経営者としての器を磨き、大きくするためにも、


「経営計画書」等を用いて

自身や会社を客観的に見つめ直し、

自責の割合を高めていかなければならない

のではないでしょうか。




過去と他人は変えられません。



変えられるのは、いつも、

自分と未来だけです。



私自身、少しずつでも、

自責の割合を増やしていければ

と考えています。




本日は、自戒を込めて・・


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【本日のまとめ】

■ 世の中には、自己責任(=自責)で過ごしている人と

  他者責任(=他責)で過ごしている人とがいて、

  他責の思考に慣れてしまうのは、とても危険である。

■ 「器を大きくする」というのは、

  「他責ではない自責の割合を高めること」

  と同義ではないだろうか。

■ とりわけ、器を磨き、大きくしなければならない経営者は、

  「経営計画書」等を用いて自身や会社を客観的に見つめ直し、

  自責の割合を高めていかなければならない。





posted by 安野 広明 at 20:43| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月13日

Vol.2093「制度”と風土”は2つでセット」


社内の問題を解決するために

新たな制度を作っても、


▼ 使いづらい雰囲気がある

▼ 形骸化してしまう

▼ 徹底されない

▼(場合によっては)逆効果になる


なんてことが、

どんな会社でも起こり得ます。



「制度」を定めただけでは問題は解決しない

と思っておいた方がよいでしょう。



では、どうすべきか?



「制度」と同時に変えなければならないのが、

「風土」です。



ここで「風土」とは、

社内のメンバー1人1人の価値観や考え方

に基づく全体的な雰囲気のこと。



この「風土」が醸成されていなければ、

いくら「制度」を定めたところで

機能しません。



「制度」と「風土」とは、

2つでセットなのです。




「仏つくって魂入れず」


ということわざがありますが、

まさに、

「制度」が「仏」で

「風土」が「魂」と言えましょう。



では、どうやって「風土」を改善していくのか?



それは、

「制度」の目的、そしてその先にある

会社としてのビジョンや理念を共有し、

それらについて

お互いの理解を深め、共感し合うこと

だと思います。



「制度」を正しく運用することによって、

会社が理想の姿に近づき、

そして自分たちにとっても

明るい未来が待っている・・

と実感してもらえれば、

社員さんも前向きに協力してくれるはず

だからです。



もちろん、

1度や2度説明しただけで

全員に伝わるものではございませんし、


時間をかけ、繰り返しの力によって

目的を伝え続ける必要はありますが、


せっかくつくった「制度」を無駄にしないためにも、

根気強く

「風土」づくりに取り組みたいもの。




「制度」と「風土」は2つセットで考えましょう!


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【本日のまとめ】

■ 「制度」を定めただけでは問題は解決しない。

■ 「制度」と「風土」とは、

  2つセットで考えるべきである。






posted by 安野 広明 at 22:37| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月12日

Vol.2092「商売における矛盾を統合するために、最適なツールとは」


商売をする上で、


「お客様に喜んでいただけば、利益は後からついてくる」


というのは、原理原則です。



そもそも利益とは、

会社のビジョンや理念を達成するための「手段」

であって、

「目的」ではありません。



パナソニック創業者の松下幸之助氏が、


「利を追うと利は逃げる。

 お客様を追うと利が追ってくる。」


とおっしゃっているように、

利益を「目的」にすると、

会社はおかしな方向へと向かい、やがて、

存続できなくなるでしょう。



したがって、まずは、


「お客様に尽くし、満足していただくこと」


が、商売の原点だと思います。




ただ、そうはいっても、

(逆説的ではありますが、)

活動の裏付けとなる利益やお金が無くなれば、

お客様にために尽くそうにも

商売ができなくなってしまう

というのも事実。



ですので、

利益が「目的」であってはならないにしても、


「利益を狙って出す」


という発想は、

商売をする上で不可欠

だと考えています。




「利益は後からついてくる」





「利益を狙って出す」。



一見すると矛盾しているようですが、

会社を存続させ、

社員さんの生活を守らなければならない経営者にとって、

どちらの要素も無視できません。



そして、これらの

相反する要素を

統合、アウフヘーベン(止揚)させる

ためのツールとして最適なのが、


「経営計画書」


です。



「経営計画書」の基本構造には、


「ビジョン」「理念」「未来像」「戦略」「戦術」「目標数値」


などがあって、

それぞれの整合性をとる必要があります。



例えば、

「ビジョン」と「目標数値」とを

どのように整合させるのか?



そういったことを真剣に悩む過程で、

経営者としての思考が深まり、

相反する要素が統合され、

「経営の軸」が定まっていくはずです。




・・ということで、

事業を存続させ、ビジョンや理念を実現し、

お客様や社員さんを始め、

関係するすべての人の幸せを追求するためにも、

弊社では、

「経営計画書」(*)の活用をおすすめしています。



*ご参照下さい → http://annokaikei.com/plan


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【本日のまとめ】

■ 商売をする上では、

  「利益は後からついてくる」と「利益を狙って出す」

  という、相反する要素がある。

■ これらの要素を統合、アウフヘーベン(止揚)させる

  ためのツールとして最適なのが、「経営計画書」。






posted by 安野 広明 at 19:26| 島根 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする