2019年04月21日

Vol.2344「コミュニケーションを成立させるために」


「無人の山中で木が倒れた時、音はするか?」


とは、マネジメントの父と呼ばれる

ドラッカー教授による問いです。



禅問答のようですが、

無人の山中には耳が無い、すなわち、

音を聞く人がいないのだから、

(意味のない音波はあれど)「音はしない」

が正解でしょう。



これと同じように、

人と人との間で行うコミュニケーション

というのは、当然ながら、

聞く人(=受け手)がいなければ成立しません。



つまり、発する側が

相手とコミュニケーションを図ろうと試みたところで、

受ける側がまったく聞いていなければ、それこそ

意味のない音波が右耳から左耳へとスルーしていく

ようなもの。



そこでコミュニケーションは成立しておらず、

そのやりとりや時間そのものが

無駄だと思います。



したがって、

コミュニケーションを成立させるのは、

受け手次第だと言えそうです。




ただし、

発する側に問題は無いかというと、

そんなことはありません。



哲学者ソクラテスは、


「大工と話す時は、大工の言葉を使え」


と説きました。



すなわち、いくら

耳に届いていても、目に映っていても、

受け手側がこれまでの経験からイメージできるものしか

知覚できないということ。



したがって、できる限り、

相手の知っている言葉やイメージしやすい言葉

を用いる工夫が必要です。



一方的に、

自分の知見をひけらかすような話し方では、

とてもコミュニケーションは成り立たないでしょう。




・・われわれは誰しも、

発する側になることもあれば、

受ける側になることもあります。



お互いにとっての貴重な時間が

無駄にならぬよう、

それぞれがコミュニケーションを成り立たせるための努力を

積み重ねたいものです。



そんなことを考えました。


*************************************


【本日のまとめ】

■ コミュニケーションを成立させるのは、

  受け手次第である。

■ ただし、発する側においても、

  相手の知っている言葉やイメージしやすい言葉

  を用いる工夫が必要。

■ それぞれがコミュニケーションを成り立たせるための努力を

  積み重ねたいもの。


posted by 安野 広明 at 21:05| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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