2019年01月24日
Vol.2257「本気かどうかは相手に伝わる・・井村コーチからの学び」
昨日は、
致知出版社様主催の「徳望塾」に参加。
ゲスト講師は、
アーティスティックスイミング(=旧シンクロナイズドスイミング)の
日本代表ヘッドコーチ、井村雅代さんです。
井村さんのことは、
以下のエントリでも書かせていただいています。
Vol.1864「鬼コーチ井村雅代さんに学ぶ、リーダーとしての振る舞い方」
http://bplan.seesaa.net/article/455826976.html
はじめて生で拝聴したのですが、やはり
国を背負っていらっしゃるのもあり、
その「気迫」というか、「言葉の力」が凄い!
銅メダルに輝いた
2016年リオオリンピックでのエピソードを交えながら、
「人を育てる−愛があるなら叱りなさい」
というテーマでお話し下さいました。
以下、メモの一部抜粋です。
▼ 非難や批判を浴びた時には、
「もう1人の自分」をつくって、その自分に答えを聞くようにしている
▼ いまの若者は、1人で浮くことを嫌う
▼ チームワークや絆という言葉を盾に、
自分が苦手なことを誰かがやってくれるという甘えがある
▼ 頑張ったかどうかは自己申告するものではない、他人が決めること
▼ 「自分へのご褒美」はいらない、ご褒美は他人からもらうもの
▼ なぜ、若者が燃えないのか? → 達成感を味わったことが無いから
▼ 小さな成功体験の積み重ねが、若者を成長させる
▼ 下手な選手を強くする方法は、練習以外にない
▼ 下手な選手は、上手な選手が休んでいる時に休んではダメ
▼ 「やり直し」と言ったら、できるまでやり直す
▼ 練習は嘘をつかない
▼ 練習は試合のように、試合は練習のように
▼ 限界は自分で決めている → 自分の可能性を信じる
▼ 1ミリの努力が大切
▼ 大きな目標と小さな目標を持つことに意味がある
▼ ダメなものはダメと言う → ただし、アドバイスを添える
▼ 叱るときは現行犯で、過去のことをネチネチしつこく言わない
▼ 若者には、察する力、気配を感じる力が欠けている
→ 冷静な「もう1人の自分」を持つことが大事
▼ 本気で接してくれているかどうかは、必ず伝わる
▼ パワハラになるかどうか → 相手の人間性を否定しないこと
▼ 若者が変わったのなら、こちらのスタンスも変える
▼ 行くだけのオリンピックと、メダルを獲るためのオリンピックは全く違う
▼ 「仕方がない」という言葉は使ってはダメ
▼ プレッシャーは、受け止めて背負う
▼ 選手を送り出す時の言葉は、「できるに決まっている」
▼ 人は最後には、人の心で支えられる
▼ 上手く行かなくても失望したり投げやりになってはダメ
→ 正しいことをやり続けたら、いつか分かってもらえる
▼ 「あなたでなければ」と言われたら、人は頑張れる 等々
スポーツの世界では、
大会ごとに結果を出さなければならない
短期決戦的な要素が強いため、
必ずしもすべてのお話が長期戦の経営に合致する
とは思いませんが、
それでも、
1人1人に本気で向き合う姿勢など、
とても考えさせられました。
また途中、
リオオリンピックでの日本代表チームの演技
を映像で見せていただき、
それまでの苦労話をお聞きした後だけに、
会場内は感動の渦に・・
いや〜、やっぱりスポーツって、
いいですね(笑)。
井村コーチ、ありがとうございました!
本日は、備忘録ということで。
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