2017年09月11日

Vol.1757「いい会社になるために、まず優先すべきこと」


「スタンフォード監獄実験」


という、

アメリカのスタンフォード大学で行われた

有名な心理学の実験があります。



その概略は、


「普通の大学生などの70人から選ばれた被験者21人の内、

 11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けし、

 それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせた。


 その結果、時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、

 受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになる

 ということが証明された。」


というもの(Wikipediaより抜粋)。



なんと、

受刑者役の被験者は心理的外傷に苦しみ、


強い権力を与えられた看守役の被験者は、

次第に理性の歯止めが利かなくなって暴走し、

結局、この実験は6日間で中止されたのだとか・・(汗)。




まあ、少し極端な例ではありますが、

この実験結果は、

置かれた立場や、(人から)どう扱われるかによって、


その人の心的態度や行動がまったく異なってくる


ことを教えてくれます。





そして、上記を

会社に置き換えて考えると、


幹部やチームリーダーが、部下に対して、

さらには、

経営者が、幹部や社員さんに対して、


どのように扱う(=接する)のかで、


メンバー1人1人の心的態度や行動が異なってくる


ということになります。



もしも、立場の強い人が、

その権力を笠に着て、


下の人を邪険に扱ったり、否定したり、

はたまた心無い言葉で傷つけたりしたとすれば、


他のメンバーは、

傷つきたくないが故に、

消極的で必要最低限のことしか

行動を起こせなくなるでしょう。



社内の雰囲気も殺伐とするはずです。



これとは逆に、

メンバー1人1人を尊重しつつ、

各自の長所を生かせるような役割を与え、

かつ、個別の対話(=フォローアップ)も充分にできている

とすれば、

どうでしょうか。



少なくとも、前者よりは

メンバーのモチベーションも高く、

社内の空気も改善されると思います。



長い目で見た時に、

どちらの組織に伸びしろがあるのかは、

一目瞭然ですよね。




したがって、

自社をいい会社にしたいのならば、

戦略うんぬんよりも前に、


メンバーに対してどのような接し方をしているか?


を、真剣に見つめ直す必要がある

と考えています。



自戒を込めて・・


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【本日のまとめ】

■ 「スタンフォード監獄実験」から分かるように、

  置かれた立場や、(人から)どう扱われるかによって、

  その人の心的態度や行動はまったく異なってくる。

■ 自社をいい会社にしたいのならば、

  メンバーに対してどのような接し方をしているか?

  を、真剣に見つめ直す必要がある。










posted by 安野 広明 at 23:01| 島根 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする