2016年03月29日

Vol.1226「隠れたパワースポット、塙保己一史料館」


先日、

午後からの研修までに少し時間があったので、

渋谷にある塙保己一(はなわほきいち)史料館(*)

へと立ち寄りました。


* http://www.onkogakkai.com/index.html


以前、

致知出版社の『偉人に学ぶセミナー』の中で、

社会教育家の平光雄先生から教えていただき、

一度訪れてみたいと思っていた場所です。



塙保己一(ちなみに塙が苗字、保己一が名前)は

1746年の生まれで、

7歳で失明、12歳で母親を亡くします。


しかし、そのような不足・不遇に屈せず、

数万冊(!)の古文献を頭の中に記憶し、

34歳から74歳までの約40年をついやして

『群書類従』(*)という書物を編纂されました。


* https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A4%E6%9B%B8%E9%A1%9E%E5%BE%93


あのヘレン・ケラーが尊敬していた日本人

としても有名です。


恥ずかしながら、

私(安野)は平先生から教わるまで

全く存じ上げませんでした・・(汗)。



ヘレン・ケラーも訪れたという史料館には、

『群書類従』を印刷するために使用した版木(はんぎ)17,244枚が、

重要文化財として保管されています。



250年以上前のものが

そのまま残っているというだけでも

感動を覚えますが、驚いたのは、

注文があれば、いまでもその版木を使って

紙に刷っているということ。


ちなみに

これらの版木は桜の木でできており、

大きさは縦が23p、横が47pで、

両面に400文字ずつ浮き出るように彫ってあります。



実際に手に取らせてもらいましたが、

1枚1枚に細やかな職人技が施されている

のがよく分かりました。



このように

職人さんを始め、たくさんの方々の協力を得ながら

40年かけて書物を完成させる

というのは、

余程の執念がないとできないことです。


版木17,244枚を目の前にして、

その量に圧倒されながらも、

塙保己一の努力と執念を垣間見れたような、

そんな気になりました。



と同時に、

単に話しとして聴くのと実際に見るのとでは、

全くインパクトが違うな〜

ということも、改めて思います。


言葉だけでは伝わらない、

現物そのものからのエネルギーを感じる

というかなんというか・・



目立たない場所にたたずむ小さな史料館

ではありますが、

あそこはかなりのパワースポット(!?)ですので、

とりわけ、

自らの不遇や周りの環境を言い訳にして

途中で挫折してしまいそうになった時なんかに

訪れてみるとよいかもしれません。



とりあえず私は、

版木の現物をこの目で見れて良かったです。



本日は、備忘録ということで。




posted by 安野 広明 at 18:52| 島根 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする