2013年10月20日

Vol.335「人生は満員電車の如し」


先日、

アンパンマンの生みの親で有名な

漫画家のやなせたかし氏が94歳で逝去されました。


日本中の子供たちに夢を与え続け

生涯現役を貫かれたやなせ氏は、

尊敬する漫画家の1人でしたので

大変残念に思います。



たまたま最近読んだ

やなせ氏のご著書『絶望の隣は、希望です!』(小学館)に

興味深いことが書いてありました。


この本の中で、やなせ氏は

人生を「満員電車」に例えていらっしゃいます。


最初に漫画家の世界に乗り込んだ時は

その電車はすし詰め状態で、

とても座る席など無かったそうです。


それでも

「ギュウギュウ詰めの満員電車は嫌だ!」

と降りてしまうことなく

「継続は力なり」で

諦めずに我慢して乗っていると、

次々と人が降りていって

いつの間にか席が空いて座れた。


つまり

1つのことを思いを込めてやり続けていると

ちゃんと席が空いて出番はやってくる

ということです。


34歳でサラリーマンから漫画家として独立し、

60歳でアンパンマンがブレークし始めたという

漫画家の世界ではかなり遅咲きだった

やなせ氏ならではの表現だと思います。


そして

このやなせ氏の「生き方」は

子供たちのみならず

われわれ大人にも夢と希望を与えてくれます。


例えば

「毎日早起きして勉強する」

「与えられた仕事を丁寧にこなす」

「1人1人との御縁を大事にする」

などといった単純な作業を

倦まず弛まず日々淡々と続けていくことで、

あたかも

ずっと乗れなかった自転車に急に乗れるようになった時のような、

水の温度が100度になったとたんに液体が水蒸気になる時のような、


ティッピングポイント(=閾値)が訪れる


ことを示唆しているのです。



ただここで厄介なのは、

そのポイントがいつやってくるか分からない

ということです。


やなせ氏のように

60歳までひたすら継続の日々が続くかもしれませんし、

割と早い段階で席に座れる人もいるでしょう。


残念ながらたいていの人は

ポイントに辿り着く前に

電車を降りてしまいます。


しかし

「いつかはティッピングポイントが訪れる」

という一筋の希望の光さえ見えていれば、

日々の継続も苦では無くなるのではないでしょうか。



最後まで勇気と希望を与えていいただいた

やなせ氏に心より感謝すると同時に、

ご冥福をお祈りします。


***************************************


【本日のまとめ】

■ 人生は満員電車と同じで、諦めずに我慢して乗っていると

  いつかは席が空いて座れるようになる。

■ 「ティッピングポイントがいつ訪れるか分からない」という不安はあるが、

  「最後まで諦めなかった人」だけが自分の席を勝ち取ることができる。






posted by 安野 広明 at 10:12| 島根 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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