2025年03月13日

Vol.4497「“社会的手抜き”は、経営計画書で防ぐべし」


会社経営をする中で、

経営者やリーダーが


「一丸となって取り組もう!」

「ワンチームで頑張ろう!」


などのかけ声を

メンバーにかける場面

はあると思います。



昭和の時代に、

営業部隊がハチマキを巻いて


「エイエイ、オー!」

「いざ出陣!」


とかやっている映像を

テレビで視た(もしくはやっていた!?)

方もいらっしゃるでしょう。



確かに

現場の士気を高めるべく、

時にはそういったかけ声も

必要なのかもしれません。



しかし、そうして

威勢よく会社を出たものの、

営業マンの向かう先は

お客様ではなく喫茶店だった・・

なんて話もよく聞きます ^^



つまり


「皆で頑張ろう!」


というメッセージは、


「自分がやらなくても、皆が頑張るだろう」


といった手抜きを誘発すること

になりかねないのです。




少し話は変わりますが、ここで、

リンゲルマンというフランスの農学者による


「綱引き実験」


を紹介します。



概略は以下の通り。


(ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


1対1で全力を出して

綱引きをした時の力を100

だとする。



2対2で綱引きをした時に

それぞれが発揮する力は

(1対1の時の)93%になり、

7%の手抜きをしていることが分かった。



また3対3の場合には

15%の手抜きが、


8対8の場合には

なんと51%の手抜きが見られる

という結果が出た。



このデータに従えば、

全力を出す4人と

手抜きする8人で綱引きをすると、

4人の方が勝つことになる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで)



とても興味深い結果ですよね。



「社会的手抜きの実験」


とも呼ばれるそうです。



仕事に置き換えた時、

誰にでも思い当たるところが

あるのではないでしょうか。


(←もちろん、私も 汗)




そして、もしも

社内の大半の人間が

他人頼みで手抜き状態

になっているとすれば、その組織は

いくら頭数を揃えたところで、

生産性が上がるはずありません。



非生産的な無駄が

増えていくだけです。



では、どのようにして

社会的手抜きを防ぐのか?



そのためには、

メンバー1人ひとりの役割を

明確にすることが重要なのだとか。



それぞれの特性を生かし、

適材適所で


「あなたには〇〇をやって欲しい」

「あなたには〇〇を期待する」


と役割を与えるのです。



まさに

以前のブログ(*)にも書いた、

「人を活かす」

というスタンスですね。


* ご参照下さい。
   ↓
Vol.4486「人材を育てるのか?それとも活かすのか?」
http://bplan.seesaa.net/article/510984170.html



前提として

経営者やリーダーは、

1人ひとりをよく観察する

必要があります。



また、当然ながら、


そもそも何のためにその仕事をするのか?


という目的の共有も

不可欠でしょう。



人は意味を見出せなければ

やりがいを持って働けませんので。




ちなみに、

上記のような

社員の役割や働く目的を

共有するために有効なツール

がございます。



それが、

経営計画書(*)です ^^


https://annokaikei.com/plan



経営計画書は、

社会的手抜きの防止策にもなる

ということですね。



ぜひ、会社経営において

生産性を高めるためにも、

ご活用下さい。



なお、短期集中で

経営計画書に取り組みたい方には

こちらがおすすめです。


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*******************


【本日のまとめ】

■ 社会的手抜きを防ぐためには、

  メンバー1人ひとりの役割を

  明確にすることが重要である。

■ 経営計画書は、

  社会的手抜きの防止策にもなる。



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posted by 安野 広明 at 22:26| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする