2025年03月09日
Vol.4493「明記すれば浸透する・・訳ではない」
弊社では、
経営計画書(*)を用いた
会社の方針の言語化を
おすすめしています。
* https://annokaikei.com/plan
「明確さは力なり」
と言うように、
言語化することで
そこに力が生まれるからです。
ただし、それだけで
方針が社内に浸透するか
というと、
残念ながらそうはなりません。
経営計画書は、
作って終わりではないのです。
・・と偉そうに書いてますが、
実は私(安野)自身、
経営計画書に取り組んだ当初は、
言語化し、共有すれば、
あとは勝手に浸透するもの
だと思っていました。
「書いてあるから分かるでしょ?」
というのが本音です。
そして実際に
フタを開けてみると、
人によっては
経営計画書をほとんど開いてもいない
ことが分かり、
愕然とさせられます(汗)。
言語化だけでは
まったく浸透しないと、
考えを改めました。
いまでは、
3分間スピーチや経営計画書の読み合わせ
などの仕組みの中で
開いてもらうようにしています。
また、
経営理念やビジョンを唱和する会社
もあると思いますが、
おそらくそれだけでは
足りません。
場合によっては、
ただの念仏になっている
可能性もあります。
したがって大事なのは、
思考停止しないように
常にアプローチを考えること。
具体的には
朝礼や会議の場で、
言いたいことは同じだけれども
事例を変えてみたり、
角度や切り口を変えてみたりするのです。
そこまでやってはじめて、
少しずつ方針が浸透していく
と実感しています。
言語化だけでも
けっこうエネルギーを使うのに、
さらに伝え続けるというのは
なかなか大変ではありますが、
そこは経営者やリーダーの役割
と捉えるしかないでしょう。
ちなみに
それによって一番鍛えられ、
成長できるのは
自分自身だったりするので、
一石二鳥の効果があります ^^
ということで、引き続き、
手を変え品を変え
伝え続けて参る所存です。
そんなことを考えました。
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【本日のまとめ】
■ 経営計画書は、
作って終わりではない。
■ 大事なのは、
思考停止しないように
常にアプローチを考えることである。
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