2025年03月08日

Vol.4492「商売人のスイッチは入ってますか?」


商売の本質は、


商品・サービスを売ること


ではなく、


お客様に喜んでいただくこと


であり、だからこそ、


どうやって売上を上げるのか?


でははく、


どうやったら喜んでいただけるか?


を突きつめるのが

仕事というものです。



ただ、ここだけ読むと、

人によっては

綺麗ごとにしか感じない

かもしれません。



かくいう私(安野)自身、

後継者として

経営者になったばかりの頃は、

商品・サービスで対価を稼ぐこと

が商売であり、

そんなのは綺麗ごとだ

と思っていました。



では、

いつから考えが変わったのか?



それは、

お客様からのフィードバックを

いただくようになったのが

きっかけです。



具体的には

お客様の声を集める中で、

自身の商品・サービスに対する

率直な気持ちを聞かせていただき、


「お客様に喜んでもらえている!」


と心から思えるようになった時、

商売に対する見方が変わりました。



商売人としての

スイッチが入った感じでしょうか。



いまでは完全に、


「もっとお客様に喜んでもらうために、

 自社の商品・サービスに磨きをかけていこう」


という発想になっています。



社内でサービスのスキルを磨き、

自分だけではなく

社員のレベルアップを図るのも、

すべては

お客様に喜んでもらうため。



その結果、

「ありがとう」の言葉をいただけたら

最高です。



社員にとっての働きがい

にもつながるでしょう。




このように、私の場合、

綺麗ごとモード(?)から

商売人モードへと

マインドが切り替わった訳ですが、

おそらく多くの後継者は、

私と同じく、

最初は綺麗ごとモードなのではないか

と思います。



なぜなら、もともと


「この仕事が好きで仕方ない」


「うちの商品・サービスへの愛が止まらない」


とかではなく、


「親がやっていたから仕方なく・・」


で後を継いだ人が

ほとんどだから(汗)。



つまり

会社の存続と雇用を守るために、

たまたま受け継いだ商品・サービスで

どうやって対価を得ていくか?

という発想です。



なので、


「お客様に喜んでもらうことが目的」


とか言われても、

そこまで熱い想いはなく、


「まあ、それはそうなんでしょうけど・・」


と、どこか冷めた感じになりがち。



そしてもしかすると、

そんな綺麗ごとモードのまま

切り替わっていない人も

いらっしゃるかもしれません。



個人的には、

せっかく商売するのであれば、

それはもったいないこと

だと考えています。




したがって

特に後継者の場合、

商売人のスイッチを入れるべく

意識した方がよいと思うのが、


▼ (可能な範囲で)現場に出ること



▼ お客様の声をもらうこと


です。



経営者だからといって

社長室に引きこもったり、

地域団体の会合ばかり顔を出していると、

お客様との温度差が生まれます。



また、

ネガティブなフィードバックを恐れて

お客様の声から目を背けていると、

喜んでもらえているのかどうかが

分かりません。



先にも書いた通り、私自身、

上記の2つを実践するようになってから、

商売の見方が大きく変わりました。




ということで

商売の本質を見失わないために、

そんなことを

意識してみてはいかがでしょうか。



弊社としても、

さらに本質を追求していきたい

と思っています。



何かのご参考までに。


******************


【本日のまとめ】

■ 商売の本質とは、

  お客様に喜んでいただくことである。

■ 商売人のスイッチを入れるべく
 
  「 現場に出ること」と

  「お客様の声をもらうこと」を

  意識してみてはどうだろうか。



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posted by 安野 広明 at 22:13| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする