2025年01月31日

Vol.4456「明誠高校で租税教室の講師をつとめました」


本日は、

益田市にある明誠高校

の3年生約120名を対象に、

租税教室を行いました。



普段、(自分の子供を除き)

十代の若者に接する機会が

ほとんどないため、

久しぶりに

若さ溢れるエネルギーに触れ、

こちらが元気をもらいました。



若いっていいですね〜 ^^



租税教室の内容を

ひとしきり話した後、

数分時間が余ったので、


「どこの会社に行っても必要とされる人財」


になるためのヒントを

私(安野)なりに伝えました。



税金の話以上に、

真剣に聞いてくれた

生徒さんが多かったような・・。



いずれにしても、

可能性の塊である若者たちの

明るい未来を願っています。



ありがとうございました!



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posted by 安野 広明 at 22:48| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月30日

Vol.4455「変化は一気にやってくる!?」


2015年、

オックスフォード大学のマイケル・オズボーン博士は、


「10年後、日本の労働人口の49%がAIで代替可能となる」


という研究結果を発表しました。



そのAI(人工知能)の影響を受ける業種

の上位に、


「簿記・会計・監査の事務員」

「税務申告書代行者」

「データ入力作業員」


が含まれていたことから、

会計業界で


「税理士や会計事務所の仕事がなくなるのでは!?」


と話題になったのは、

記憶に新しいところです。



あれから10年が経ち、

現実はどうかというと、

少なくとも私(安野)の周りでは、

当時思い描いた


「会計事務所の仕事が激減する・・」


みたいな状況には

なっていません。



ですので、表面上は


「なんだ、大丈夫じゃないか」

「脅かしすぎだったんじゃない?」


とも思えます。



ただし、

ここで正常性バイアス(*)に囚われるのは

非常に危険でして。


* ご参照下さい。
   ↓
Vol.4293「バイアスとどう向き合っていくか?」
http://bplan.seesaa.net/article/504453367.html



というのも、裏側では

AIの実装が進んでおり、

AIを活用できる事務所と

まったくできていない事務所との差が

着実に広がっているからです。



このままいくと、

AIを活用できずに

生産性が低いままの事務所は、

仕事が激減する可能性があります。



おそらくその変化は、

一気にくるのではないでしょうか。




そしてこの構造は、

会計業界に限った話ではなく・・。



例えば、建設業界では、


「公共工事だけに頼っていては、

 いずれ仕事がなくなる」


と言われつつ、10年以上が経ち、


「なんだかんだ言って大丈夫じゃないか」


と正常性バイアスに囚われる

なんてことがあるようですが、

これもまた、

仕事がなくなる時には

一気にくるのかもしれません。



やはり水面下で

公共依存しないための準備

をしておかないと、

手遅れになるリスクがございます。



したがって、少なくとも

経営者やリーダーは、

正しい危機感を持ち続ける必要

があるでしょう。




話は変わりますが、

とある雑誌の中に、


「日本は40年周期で時代が転換する」


と書かれてました。



どん底の大政奉還から

40年後に日露戦争で勝利し、

その40年後に大東亜戦争に敗れ、

さらに40年後が日本経済の絶頂、

その40年後が今なのだそうです。



確かに

百年単位の長い時間軸で俯瞰すれば、

40年ごとに大きな変化が起きている

のがよく分かりますね。



そういう意味では、

たかだか10年で

あーだのこーだのと論ずるのではなく、

もっと長い時間軸でビジネスをとらえ、

常に備える姿勢が重要

ではないでしょうか。



私自身、これからも

会計業界の常識を疑い、

水面下での新たな取組みを

継続して参ります。



そんなことを考えました。


*********************


【本日のまとめ】

■ 経営者やリーダーは、

  正しい危機感を持ち続ける必要がある。

■ 長い時間軸でビジネスをとらえ、

  常に備える姿勢が重要

  ではないだろうか。



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posted by 安野 広明 at 23:02| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月29日

Vol.4454「経営計画書の作成は、社風改善のスタートライン」


私(安野)は

中小企業の経営において、

経営計画書(*)は不可欠

だと考えています。


https://annokaikei.com/plan



ただ一方で、

経営計画書さえあれば

会社がよくなるとは思ってません。



たまに、

計画書の作成自体が目的になり、

作成後にほとんど活用されていない会社

を見かけますが、それだと

いくら立派な計画書を作っても

意味をなさないでしょう。



あくまで計画書の作成は

経営理念を実現するための「手段」

であって、

「目的」ではないのです。



手段なのだから、

日常業務で使ってなんぼ。



まずはそこを

しっかりと認識する必要があります。




とはいえ

経営理念(目的)を掲げて

計画書を(手段として)活用したとしても、

実はそれだけでは、

会社がおかしな方向へ進む可能性が

ゼロになりません。



なにせ

あのビッグモーターでさえ、

経営計画書を日常的に使っていた

訳ですので。



では、

なぜ方向性を間違えてしまうのか?



そのネックとなるのは、

「社風」だと思います。



例えば、


▼ 経営理念に照らして正しくない言動を

 見て見ぬふりする社風、


▼ 数字が人格になっている社風、


▼ ミスやクレームを隠ぺいする社風。



もしもそんな社風が

社内にまん延していたら、

いくら経営計画書があっても

なかなか厳しいでしょう。



結局は、

社風といった目に見えないもので

決まるということですね。



そのように書くと、

現在、社風がよろしくない会社は

経営計画書を作っても意味がない

と思われるかもしれませんが、

そういうことではなくて・・。



数年単位で時間はかかれど、

計画書を正しく用いて

社風改善につとめていけば、

あたかも

汚染水が徐々に浄化されていく

かのごとく、

社風もクリアになっていくはずです。


(この点、ビッグモーターの場合、

 組織が急拡大するペースに

 社風改善が追いつかなくなったのではないか、

 つまり、

 無理な拡大をしたのではないか

 と推察します。)



したがって

経営計画書の作成は、


「長きに渡る社風改善のスタートライン」


くらいに認識しておいた方がよい

のではないでしょうか。



決して


「作っただけで会社が良くなる」


という単純なものではありません。




いずれにしても、

ひと言に


「経営計画書の作成」


といっても、

その意味するところは

非常に奥深いことを

肝に銘じたいものです。



そんなことを考えました。


*****************


【本日のまとめ】

■ 経営計画書は

  経営理念を実現するための「手段」であって、

  「目的」ではない。

■ 経営計画書の作成は、

  「長きに渡る社風改善のスタートライン」

  くらいに認識しておいた方がよい。




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posted by 安野 広明 at 22:56| 島根 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする