2024年10月24日

Vol.4357「運を掴めるチームになるために」


昨日は、

致知出版社の徳望塾に参加。



コロナ以降

参加できてませんでしたので、

実に4年ぶりです。



多くの参加者が

私(安野)よりも年上、かつ

百戦錬磨の経営者ばかりで、

そんな方々が真剣に学んでいる場

の空気に触れ、改めて

背筋の伸びる思いがしました。



今回のゲスト講師は、

元サッカー日本代表監督の

岡田武史氏。



現在は、愛媛県にあるFC今治で

オーナーを務めていらっしゃいます。



名刺交換もさせていただきましたが、

中高とサッカーをしていた私(安野)にとって

岡田氏といえば、憧れの存在。



本当に光栄です。




ご講義の内容は

とてもユーモラスかつ学びが多く、

その教養の深さに驚くと同時に、

サッカー監督だけではなく

経営者としての手腕にも

感銘を受けました。



以下、備忘録として書き記します。



▼ 日本人は主体性が足りない。

▼ スペインにはサッカーの型(原則)がある。

▼ 完全に自由な中から自由な発想は生まれない。守破離が大事。

▼ 物質的な成長だけではなく、文化的な成長で幸せにする。

▼ 企業理念を超えてまで売上を上げなくていい。

▼ 理念を綺麗ごとで終わらせるのではなく、

 理念を実現するために現実に何をするのかを必死で考える。

▼ 人が成長するのは、プレッシャーや苦労を乗り越えた時。

▼ 自分ごと化して心に火をつけるしかない。

▼ コミュニケーションで一番大切なのは、その人の存在を認めてあげること。

▼ 馬が合わなくても互いに認め合う。

▼ 共通の目的のために、落としどころを見つけにいく。

▼ 一体感を出すことが目的となってはダメ。

 結果が出なかったら一体感は出ない。

▼ 勝負を分けるのはちょっとした差。

▼ 運をつかみ損ねないための努力を積み重ねる。

▼ リーダーとは、夢や理想を持ち、まだ見ぬ世界へと導く人。

▼ リーダーは、高い志に向かって死に物狂いでチャレンジしている

 ありのままの姿を見せる人。

▼ 失敗しない方法を教えるのではなく、失敗して学んでいく。

▼ どん底を経験すると、覚悟が生まれる。

▼ 腹をくくっているかどうかは相手に伝わる。

▼ 次の世代に何を残すのか?

▼ 地球は子孫から借りているもの。 等々




個人的に印象に残ったのは、

選手がランニングをする際に、

グランドに置いたコーンの

内側を走るのか、外側を走るのか

という話。



代表チームでも、

最初は大半の選手が

内側を走っていたのだそうです。



まじめに外側を走る選手は、

むしろ小馬鹿にされる感じ

だったのだとか。



しかし岡田氏は、

これを改めさせます。



選手からは、

説明を求められました。



確かに、内側と外側の差は

ほんの数メートルですので、

それだけでトレーニングの効果が

変わる訳ではない。



しかし

誰から言われるでもなく、

皆が自然と外側を走るようになった時、

そこにモラルが生まれ

運を掴めるチームになるとのことです。




これは

仕事に置き換えても同じですね。



「神は細部に宿る」


と言いますが、

ほんの少し、手を抜くか抜かないかの差が、

仕事の成果を分けることはあります。



「このくらい、いいだろう」

「たいしたことじゃない」

「みんなもやってるし」



そんな言葉が

頭に浮かぶようになったら要注意。



気付かぬうちに

運を掴み損ねているかもしれません(汗)。



ということで

社内においても、まずは

挨拶、掃除、朝礼などの場面で

実践できるよう、

私を含め、徹底しようと思った次第。



運を掴めるチームを目指しましょう!


*********************


【本日のまとめ】

■ ほんの少し、手を抜くか抜かないかの差が、

  仕事の成果を分けることがある。

■ まずは

  挨拶、掃除、朝礼などの場面で実践できるよう、

  徹底したいもの。



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posted by 安野 広明 at 21:55| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする