2024年10月15日

Vol.4348「人生の最期で後悔しないために」


以前読んだ

『死ぬ瞬間の5つの後悔』

という本の中で、

死を覚悟した患者

に共通する後悔として、

以下の5つが記されています。



▼ 自分に正直な人生を生きればよかった

▼ 働きすぎなければよかった

▼ 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった

▼ 友人と連絡を取り続ければよかった

▼ 幸せをあきらめなければよかった



これらの共通点は、

自分の本心と向き合わず

自分に嘘をつき、

なんとなく周りに流されて

生きたことです。



極限状態において出てきた

これらの後悔は、

本質を表しているのでしょう。



そこに


「もっとお金を儲ければよかった」


みたいな、

世俗的な後悔はありません。




ちなみに、

自分で自分に嘘をつく行為を


「自己欺瞞(ぎまん)」


というそうです。



私たちは、

本心と向き合うことで

傷つきたくないが故に、

無意識のうちに言い訳を考え、

自己正当化し、

自己欺瞞に陥ります。



その状態が長く続けば、やがて

自分に嘘をついていることが

自分でも分からなくなり、

最後の最後で

上記のような後悔をする・・。



それが

多くの実態なのでしょう。




では、どうすればよいのか?



この点に関しては、

傷つくことを恐れずに


自分の本心と向き合うしかない


と考えています。



その際、

自己嫌悪に陥るのはよろしくないので、

できるだけ冷静かつ客観的に、

自分の心を見つめるのがおすすめです。



それは例えば、


「あ〜、いまの自分は、

 怒り(or悲しみ)の感情に囚われてるな〜」


みたいな感じ。



無理やり

「ポジティブシンキング!」

とかやる必要はありません。




少し話は変わりますが、

現在の世の中は、

不安や恐れを忘れさせてくれるツール

で溢れています。



とりわけ

スマホを手に入れてからというもの、

その手軽さから、

いつでも現実逃避できるようになりました。



ただご承知の通り、

SNSやゲームや動画はすべて、

脳内のドーパミンを出させる装置です。



そこには常に新しい情報が入ってくるため、

脳が刺激され、

気持ちよさを感じます。



そして多くの人は、

ドーパミン中毒になり、

さらに没頭してしまう・・。



そのように設計することで、

プラットフォーマーが

広告収入を得ているのです。



当然ながら、

そこでの気持よさは一時的なもの

であって、

幸福感にはつながりません。



結果として、

ますます自分の本心が

見えなくなるだけでしょう。




ある研究によると、

95%の人は

「自分のことを理解している」

と思っているけれども、

実際の理解度は

10〜15%程度なのだとか。



そのままでは

人生の最期になって

後悔することになりかねません。



また、

自分の理解度が高まるほどに

幸福度も高まっていくという

研究結果もあります。



したがって、現在のような

自分で自分が見えづらい世の中

だからこそ、

自分の本心と向き合い、

自分が理解できていることの

重要性は高くなる

と思うのですが・・いかがでしょうか?



何かのご参考までに。


*********************


【本日のまとめ】

■ 人生の最期に後悔するのは、

  自分の本心と向き合わず

  自分に嘘をつき、

  なんとなく周りに流されて生きたこと。

■ 自分で自分が見えづらい世の中

  だからこそ、

  自分の本心と向き合い、

  自分が理解できていることの

  重要性は高くなる。



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posted by 安野 広明 at 21:17| 島根 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする