2024年06月30日
Vol.4241「“場の再現性”を高めるために」
誰しも
ディズニーランドやUSJなどの
テーマパークの中にいる時と、
街中にいる時とでは、
テンションが変わると思います。
街中で
見ず知らずの人から声をかけられると
逃げるように去っていく人が、
ディズニーランドでは
初対面のキャストとハイタッチ
なんかしたりして ^^
では、
なぜそうなるのでしょうか?
それはそこに、
場の力が働いているからです。
非日常の空間、かわいいキャラクター、
キャストの笑顔、周りのゲストのワクワク感
など、
その場から感じるものがある
のだと思います。
もしも
ディズニーランドで、
不機嫌な顔をしたキャストがいたら
少し興ざめしますよね。
ミッキーマウスが元気なく
ダルそうに歩いていたら、
夢から醒めるかもしれません。
したがって
そうならないように、
こういう場面では
どのように振る舞うのかといった
場の基準が詳細に言語化され、
再現性高く
その基準に沿った行動がとれるように
なっているのです。
それが徹底されているから、
いつ行っても夢の国
なのだと思います。
そのように考えると、
自分たちのいる会社を
よりよい場にしていくためには、
そこで働く社員や
来社された方がどう感じるか?
が大切です。
そしてそのためにも、
「基準」
は必須となるでしょう。
つまり、その場面に応じて
どういう立ち居振る舞いをするのか
を決めるということ。
人によっては、
そこまで決められるのは
面倒臭いと思うかもしれませんが、
「自宅じゃないんだから
当たり前でしょう」
というのが、
私(安野)のスタンスです ^^
ちなみに弊社では、
経営計画書(*)の中で
基準を言語化しています。
* https://annokaikei.com/plan-3
あとは、
それを徹底できるかどうか。
この人はできてるけど
あの人はできてない、
前回はできてたけど
今回はできてない
など
再現性が低いままだと、
そこに場の力は働きにくいでしょう。
だからこそ
繰り返しの教育訓練は
欠かせません。
また同時に、
社内のメンバーが
細かな言葉の意味を
共通理解できているかどうかも重要です。
言葉の解釈が人によって異なると、
そこから微妙なズレが生じ、
場のまとまりがなくなる可能性
がありますので。
弊社では、今期から
経営計画書の中に
「ビジネスプラン用語集」
を入れましたが、
そうやって社内で用いる言葉の定義付け
をすることで、
認識合わせを行い、少しずつ、
場の力を高めていきたい
と考えています。
ということで、
よりよい場としての再現性
を高めるべく、
社内の基準や言葉の定義
を言語化し、
そろえてみてはいかがでしょうか?
そんなことを考えました。
******************
【本日のまとめ】
■ 自分たちのいる会社を
よりよい場にしていくためには、
場面に応じて
どういう立ち居振る舞いをするのか
の基準が必須である。
■ よりよい場としての再現性
を高めるべく、
社内の基準や言葉の定義を言語化し、
そろえてみてはどうだろうか。
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2024年06月29日
Vol.4240「出逢いで世界が広がる」
昨日は、
浅草にてKさんとランチ&打ち合わせ。
10月に
Kさん主宰の会計人の会で
弊社の見学にお越し下さる
ことが決まっており、
その内容についての確認です。
15〜20名近くいらっしゃる
かもしれないそうなので、
しっかり準備したいと思います。
その後は銀座へ移動し、
とある研修&交流会に参加。
そこでは、なんと
私(安野)と同じく
益田市から参加された経営者
がいらっしゃるという偶然も重なり、
色々な意味で
刺激的な時間でした。
そういえば、以前、
広島県福山市で開催された
ちょっとマニアックな研修
に単独で参加した時にも、
(上記とは別の)益田市の経営者と
バッタリ出会ったことが・・
やはり、
動くと何かが起こりますね ^^
**********************
昨日の研修では、
弊社で活用している360度評価システム
のユーザー約30名が集まったのですが、
どの方も、
そのシステムを開発された中心人物
であるTさんとのご縁について、
「Tさんのお陰で・・」
とお話しされていました。
私の場合、
別の人を介して
間接的にご縁が繋がったため、
Tさんにお会いしたのはこれが初めて。
直接お話しすると
そのお人柄が伝わって来て、
周りの人が惹きつけられる理由
が分かりました。
そして、
社員同士が承認し合う仕組みである
同システムを(Tさんが)起ち上げなければ
決して出逢わなかった人(=ユーザー)どうしが、
交流会で一堂に会して、
さらに繋がる。
しみじみと、
ご縁の不思議を感じます。
というのも、実は、
研修の前に食事をご一緒したKさんとも
そんな話をしたんですよね。
Kさんも、以前は
会計事務所向けに決算診断のシステム
を提供する会社の経営者でいらして、
弊社とは、
先代からのお付き合いです。
私が急きょ事業を承継した時から
気にかけて下さり、
Kさんと価値観の合う人しか入れない(!?)
クローズドな会計人の会にも
お誘いいただきました。
現在、その会を通じて、
全国のメンバーとの
ご縁が広がっています。
そしてメンバーの一部が、
10月に弊社の見学にお越し下さる・・
これもまた、
不思議なご縁です。
そして
上記のようなご縁の不思議
に思いを致しつつ、
改めて感じたのは、
もし仮に、私が
田舎にこもって目の前の仕事ばかりをこなし、
誘いがあっても
忙しいのを理由に断り続けていたら、
ご縁は狭まり、
世界が閉じていたのは間違いない
ということ。
閉じた世界をこじ開け、
広げていくのは、
いつでも出逢いであって、
そのためには
自ら行動を起こすしかありません。
そのことを確信する一日
となりました。
これからも、
出逢いによって世界を広げるべく、
行動を起こして参ります。
Kさん、Tさん、
ありがとうございました!
本日は、備忘録を兼ねて。
********************
【本日のまとめ】
■ ご縁というのは不思議なもの。
どこでどう繋がるか分からない。
■ 閉じた世界をこじ開け、
広げていくのは、
いつでも出逢いである。
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2024年06月28日
Vol.4239「"俺(私)の会社”から、"みんなの会社”へ」
「会社は誰のものか?」
2000年代の半ば、
ライブドアや村上ファンドが
物言う株主として存在感を示し、
巷ではこのテーマが話題になりました。
経営者のもの、
従業員のもの、
株主のもの、
顧客のもの。
様々な考えがあると思いますが、
非上場の中小企業の場合、
「経営者のもの」
という認識が強い
ように感じます。
ひと昔前に一世を風靡した
「俺のイタリアン」
ならぬ(?)、
「俺(私)の会社」だと
経営者自身が思い込んでいるのです。
そしてその気持ちは、
分からなくもありません。
というのが、
会社経営と真剣に向き合えば向き合うほど
会社に愛着がわくから。
とりわけ
創業者の場合、
自分が生みの親みたいなものなので、
なおさらそう感じるでしょうね。
ただし、
子供を自立させるために
いつかは子離れしなければならない
のと同様、本来、どこかで
「俺の会社」から「みんなの会社」へと
認識を変える必要があります。
にもかかわらず、
いつまで経っても
「俺の会社なんだから、何をやってもいいだろう」
「俺の会社なんだから、文句を言われる筋合いはない」
みたいに執着してしまうと、
組織が硬直化したり、歪んだり、
面従腹背の社員ばかりになってしまう
かもしれません。
そのままでは、
会社として
時代の変化に対応することは
難しいと思います。
そこで
「会社は誰のものか?」
という問いを、
「会社は誰のために存在するのか?」
に変換してみてはいかがでしょうか。
そこに
生活の糧を得ている社員がいて、
長年お付き合いのある顧客がいる
とすれば、おそらく
(よほど我が強くない限り、)
「俺(私)一人のために存在する」
とはならないはずです。
このように、
自分以外の人のためにも存在する
と考えれば、
「俺の会社」に執着して私物化する
ことの矛盾に気付けます。
その上で、少しずつでも
「みんなの会社」に近づけていくために必要なのが、
やはり、
会社のビジョンです。
社員が経営者を見ながら仕事をしたり、
顧客が経営者個人の付き合いで取引する
のではなく、
社員はビジョンを見て、
共に実現する同志として存在し、
顧客はそのビジョンに共感して
取引を継続して下さる
のが理想でしょう。
そこに至るまでには
数年、もしくは十数年かかる
と思うので、
経営者には忍耐が求められますが(汗)、
それでも
「俺(私)の会社」を脱し、
「みんなの会社」になることで
時代の荒波を柔軟に乗り越えていける
とすれば、
トライする価値はあると考えています。
ビジョンを浸透させる
プロセスの中で、
経営者としての人間性も
磨かれるはずですし。
・・ということで
私(安野)自身、
「みんなの会社」に進化させ、
ビジョンによって社員やお客様を幸せにできるよう、
引き続き、精進して参ります。
そんなことを考えました。
************************
【本日のまとめ】
■ 時代の変化に対応するためには、
「俺(私)の会社」から「みんなの会社」へと
認識を変える必要がある。
■ 「会社は誰のものか?」
という問いを、
「会社は誰のために存在するのか?」
に変換してみてはどうだろうか。
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