2024年02月29日
Vol.4119「すべてのベースは”自己承認”にあり」
「人は、自分に関係ないことよりも、
自分自身のことについて話をしている時に、
お金や食べ物を得られるのと同じくらい
喜びの報酬を脳の中で呼び起こしている」
という研究結果があるそうです。
それだけ、
「自分語り」や「自己開示」は
快感みたいですね。
確かに私(安野)も、
自分について語ろうと思えば
いくらでも語れます ^^
そしてその背景にあるのが、
自己承認欲求。
つまり、
自分のことに関心を持って
話を聴いてもらえるだけで、
自分の存在承認が満たされるのです。
逆に言えば、
相手の自分語りを
真剣に聴いてあげたり、
相手が大切にしていることを
気にかけてあげることは、
相手の自己承認欲求を満たす
ことにつながります。
したがって、
互いに承認がなされている
社風のよい組織ほど、
自分語りや自己開示の機会が多い
というのが、
私の見立てです。
ちなみに弊社では、毎月、
社内木鶏会(=『月刊致知』を用いた社内研修)
を行っていますが、実はこれが、
自分語りの場として機能しているな〜
と感じています。
* ご興味のある方は見学できますので、
こちらからお問合せ下さい。
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ここで話はガラリと変わりまして・・
私は、人の役に立つとか
幸せな人生を送るなどの
ベースとなるのは、
自己承認だと考えています。
言い換えるなら、
ありのままの自分を
心の底から受け入れるということ。
他者がどう思おうと、
何を言われようと関係ありません。
とにかく
自分の存在を全肯定するのです。
この自己承認ができていなければ、
良かれと思ってとった行動も
うまく行かないかもしれません。
例えば、
地域のボランティア活動に参加する人
がいたとします。
もしもその人の
自己承認ができておらず、
「誰かの役に立つことで
自己承認を満たしたい」
がその動機だとすると、
周りからの「ありがとう」がもらえなくなった
途端にモチベーションが下がり、
長続きはしません。
なぜなら、
ボランティアを行うことで
自己承認が満たされなければ、
(その人にとっては)意味がないからです。
これに対して
自己承認ができている人は、
誰かに認められたくてやっている
訳ではありませんので、
周りの言動に左右されません。
結果として、
自分で自己承認欲求を満たしながら
人の役に立ち、
幸せな人生を送ることができる
のではないでしょうか。
このように、
自分の存在承認が
人生に与える波及効果は大きい
にもかかわらず、
「どうやったら幸せが得られるのか?」
と自分の外にばかり意識が向き、案外、
自己承認がないがしろになっている人
は多い気がします。
ということで、
もしも思い当たるところがあるならば、
いま一度、
自己承認欲求を満たすための
自分と向き合う時間
を確保されてみてはいかがでしょうか?
私自身、これからも、
「すべてのベースは自己承認!」
と解釈し、しっかり
自分と向き合っていこう
と思います。
本日は、
「自己承認」をテーマに
書き記してみました。
何かのご参考までに。
(注:心理学の専門家ではないので、あくまで私見です)
*************************
【本日のまとめ】
■ 互いに承認がなされている
社風のよい組織ほど、
自分語りや自己開示の機会が多い。
■ 自己承認欲求を満たすための
自分と向き合う時間を
確保してみてはどうだろうか。
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2024年02月28日
Vol.4118「それは現象か?それとも構造か?」
私たちは常日頃、
目の前で起きた現象に意識が奪われ、
それによって
感情も動かされます。
例えば、一般的に、
仕事でのプロジェクトが成功すれば
喜びの感情が、
部下が単純なミスを繰り返せば
怒りの感情が、
お客様からのクレームがあれば
怖れや哀しみの感情が
生まれるでしょう。
喜びであれば
噛みしめるだけでよいのですが、
ネガティブな感情を伴う現象には、
当然ながら
対処する必要があります。
そしてその際、
問題対処で終わらせるのか、
それとも、
現象が起こる「構造」に手を加えられるのか
によって、
その後のパフォーマンスは
違ってくるはずです。
もし仮に
現象だけを見ていると、
問題は解決されず、
何度も形を変えて現れます。
その結果、
いつまでも怒りや怖れの感情に
振り回されることになりかねません。
それはあたかも、
しつこいニキビのようなもの。
本来は、脂肪分の多い食生活を改め、
体質改善に取組むべき(=構造を改善すべき)
なのに、
構造は見直すことなく
顔にニキビができる都度(=現象が起きる都度)、
薬を塗るだけだと、
おでこのニキビが消えても、
今度は顎にできるだけです。
考えてみれば当たり前
なのですが、
これが難しいのは、
現象は目に見えるのに対して、
構造は目に見えないから。
つまり、
構造をイメージするためには、
トヨタ生産方式の「なぜなぜ5回」のように、
その現象が起きた原因の原因の原因まで
突き詰めて真因を見つけ出す
といった思考を要するのです。
これが、多くの人が
現象ばかりに意識を奪われてしまう理由
だと思います。
ただ、間違いなく言えるのは、
目に見える現象は、
目に見えない構造によって支配されている
ということ。
「本当に大切なものは、目に見えない」
とは、
サンテグジュペリの『星の王子様』
に出てくる有名な一節ですが、まさに、
「本当に大切な構造は、目に見えない」
のです ^^
決して簡単ではありませんが、
少なくとも経営者やリーダーは、
現象ではなく構造を捉える
という視点を持てるように
心がけたいもの。
自戒を込めつつ、
そんなことを考えました。
******************
【本日のまとめ】
■ 目に見える現象は、
目に見えない構造によって支配されている。
■ 経営者やリーダーは、
現象ではなく構造を捉える
という視点を持てるように
心がけたいもの。
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2024年02月27日
Vol.4117「どうせ見られるなら、魅せられるように」
経営者やリーダーは、
その立場になった時点から
覚悟しなければならないこと
があります。
それは、
周りの人から見られる
ということ。
私(安野)のように、
陰キャで見られるのが苦手なタイプ
だろうがなんだろうが、
そんなのは関係ない。
なった以上は、
逃れられない宿命です。
何をどこまで見られるか?
というと、
「すべての言動」
と思っておいた方がよいでしょう。
つまり、
普段の何気ない表情や態度や口グセなんかも、
意識的・無意識的に
見られているはずです。
一方で、
見られている側がそこまで意識できているか
といえば、案外、
できてなかったりします。
かくいう私自身、
ある日突然
社員(職人)から経営者になった経緯もあって、
最初の数年は
そんなこと考えてもいませんでした。
(その余裕もありませんでした 汗)
基本的に
ほぼ素の状態で対応していましたし、
それ故に、
経営者として未熟で恥ずかしい言動も
多かった気がします。
ただ社内外で、
「え?そんなところまで見られてたの!?」
「(何気ない自分の表情を)そんな風に受け取ってたの?」
などと
驚かされる体験を何度か繰り返すうちに、
丁度、経営者として3年経った頃でしょうか、
「実は自分、めっちゃ見られてるのでは!?」
ということに気付きました。
(←気付くの遅いですけど ^^)
そして
それからというもの、
周りからどう見られているかは、
自分なりに常に意識しているつもりです。
なので現在、
私が完全な素を出せるのは、
1人の時と、家族の前だけ。
「そんなのは息苦しい」
と感じるかもしれませんが、
見られる以上は仕方ないですし、
慣れてしまえばなんてことありません。
その上で、
どうせ見られるなら、
周りの人に対して
多少なりとも魅せられるようになりたい
とも思っています。
「あり方で示す」
というか、
「横顔や背中で語る」
というか。
少なくとも、周りの人から、
「ああいう風にはなりたくない」
とは見られたくない(汗)。
相田みつをの作品に、
「あの人が行くなら私も行く
あの人が行くなら私は行かない
あの人あの人
私はどっちのあの人か」
とありますが、やはり
前者の「あの人」を目指したいです。
したがって
経営者やリーダーは、
もちろん
完ぺきである必要はありません(というか無理です)が、
見られる立場としての
態度や言葉遣いなどについても学び、
意識できるようになりたいもの。
私はまだまだなので、
自戒を込めつつ
書き記しました。
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【本日のまとめ】
■ どうせ見られるなら、
周りの人に対して
多少なりとも魅せられるようになりたいもの。
■ 経営者やリーダーは、
見られる立場としての
態度や言葉遣いなどについても学び、
意識する必要があるのではないだろうか。
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