2024年01月31日

Vol.4090「仕事もゲームも、難易度が上がるから楽しい」


私(安野)は、

地元の各種団体にはあまり所属しておらず、

また、入っていても

飲み会等にはほぼ出ません。



社内では、

自分でなくてもできる仕事は、

極力、他の人にお願いしています。



そうすることで、

限られた時間というリソースを、

自分にしかできないことに

集中投下すべく、

環境を整えて来ました。



ただそこまでやっても、

以前に比べて、

時間のやり繰りが難しくなっている

と感じます。



それはあたかも、

ゲームの難易度が上がっていく

かのような感覚。



私はファミコン世代なので、

ゲームと言えば

「スーパーマリオブラザーズ」や

「スパルタンX」や

「ツインビー」くらいしか

パッと思い浮かびませんが(汗)、

どのゲームも、

時間や(復活できる)回数に制約がある中で、

1面、2面とクリアしていきます。



そして

ステージが上がる度に、

難易度も上がっていく。



そこに醍醐味がある

と言えるでしょう。



例えば、

いったんクリアした

スーパーマリオの1面を

何度もプレイしたところで、

楽しくないですよね。



制約がある中で

難易度が上がるから楽しめるし、

クリアできた時には興奮する

のです。




そのように考えると、

仕事も同じで、

(自分にとって無駄な時間は削った上で、それでも)

時間のやり繰りが難しくなっている

という状況は、決して

ネガティブなことではなく、むしろ

ポジティブに解釈することができます。



そもそも、

既にできる(=いったんクリアした)

仕事ばかりこなしていても、

自分の実力は身に付きませんし。



まあ、とはいえ、

難易度設定には注意が必要です。



ファミコンの「魔界村」のように、

どう考えてもクリアが困難な無理ゲー

に最初からトライするのは、

無謀というもの。



やはり、

自身の現在の実力をベースに、常に、


「頑張れば、なんとかクリアできそう」


な難易度設定になっているかどうか

が重要です。


(この辺りは、すべてを自分でコントロール

 できる訳ではないので、

 悩ましいところではありますが・・)




少なくとも、現在の私は、

決して無理ゲーとかではなさそうなので、

難易度の上がった時間のやり繰りを

楽しみつつ、1つひとつクリアしながら

実力を身に付けていこうと思った次第。



何かのご参考までに。


********************


【本日のまとめ】

■ 既にできる(=いったんクリアした)

  仕事ばかりこなしていても、

  自分の実力は身に付かない。

■ 自分の時間のやり繰りが難しくなっている

  という状況は、決して

  ネガティブなことではなく、むしろ

  ポジティブに解釈することができる。




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posted by 安野 広明 at 23:44| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月30日

Vol.4089「愚者を演じられるのが真のリーダー」


先日の

Kさんの経営計画発表会(*)では、

後半の基調講演に

天外伺朗(てんげしろう)先生がご登壇されました。


* ご参照下さい。
   ↓
Vol.4088「人生初の和歌山出張で感じたこと」
http://bplan.seesaa.net/archives/20240129-1.html



天外先生といえば、

元ソニー上席常務で

CDやAIBOなどの開発を主導された、

知る人ぞ知る方。



現在は、

意識の変容をサポートする「天外塾」

の主宰をはじめ、

複数の講座の講師をつとめていらっしゃいます。



私(安野)は以前より

ご著書を読んでいたため、

お話が聴けるのを楽しみにしていました。



今回のテーマは


「ティール組織とフロ―経営」


で、

2時間の講演時間のうち

半分以上が質疑応答というスタイルです。



せっかくなので、私も、

「意識の変容」に関する疑問点を

質問させていただきました ^^




講演全体を通して

印象に残ったのが、

天外先生の存在感。



例えば、


▼ 威圧的なオーラを発するでもなく、

 常に肩の力が抜けている。


▼ 「こうした方がいい」

 と何かを強要するでもなく、

 相手の思考を促すような

 本質的なお話をされる。


▼ 何を聞かれても

  感情的になることはなく、

 ニコニコされている。


・・等々、

なんだか不思議な感覚でした。



以前、

ネッツトヨタ南国の横田英毅会長(*)

から感じたのと似たオーラです。


* ご参照下さい。
   ↓
Vol.3882「人生は自問自答の旅である」
http://bplan.seesaa.net/article/499949286.html




そしてお話の中には、

経営者として深く考えさせられる

メッセージが・・。



とりわけ、


「勉強した人ほど変容ができない」


との言葉にはドキッとさせられました。



なぜなら、


「学びなくして変化は難しい」


という私のこれまでの常識とは

真逆だったからです(汗)。



天外先生いわく、


「勉強して聖人君子のようになろうと

 すればするほど、

 ダメな自分をさらせなくなる。


 そうではなくて、

 さらしても平気な自分になることこそが

 変容である。」


とのことでした。



それを聞いて私が思い出したのは、


「愚者を演じる」


という言葉。



何の本で読んだのかは忘れましたが、

ふと、記憶に蘇りました。



つまり、

何をやらせても完ぺきにこなし、

非の打ちどころのない性格で、

知識と教養のある人が理想のリーダー

みたいな世間一般のイメージではなく、


ダメな自分もさらけ出せる、

愚者を演じられるのが、

真のリーダーということです。



私の中で、


「理想のリーダー像」


の固定概念が瓦解する

と同時に、

よい意味で肩の力が抜けました ^^



ただ実際には、

「愚者を演じる」というのは、

かなり高度な名人芸だと思っています。



誰しも、

人からよく見られたい願望やプライド

があって、

馬鹿にされたくはないからです。



そういう意味において、

天外先生や横田会長はやはりすごい!



その片鱗を現場で感じられたのは、

今回の和歌山出張での大きな収穫

であったと思います。



本日は、備忘録を兼ねて。


*******************


【本日のまとめ】

■  勉強した人ほど変容ができない!?

■ ダメな自分もさらけ出せる、

  愚者を演じられるのが真のリーダー

  ではないだろうか。



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posted by 安野 広明 at 22:43| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月29日

Vol.4088「人生初の和歌山出張で感じたこと」


先日は、

同業の経営者仲間であるKさんの

経営計画発表会に参加するため、

人生初の和歌山県へ出張。



残念ながら

観光する時間はありませんでしたが、

ランチで和歌山ラーメンを食べ、

ちょっとだけ

和歌山気分を味わうことができました ^^



和歌山城や和歌山マリーナシティなど、

見どころもたくさんあるみたいなので、

今度はゆっくり訪れたいです。


* ご参照下さい。

・和歌山城
http://wakayamajo.jp/index.html

・和歌山マリーナシティ
https://www.marinacity.com/marinacity/




・・それはさておき、

Kさんは私(安野)と同じく2代目で、

なおかつ、同い年。



タイプは私とまったく異なりますが、

取組みがユニークで

以前から気になっていました。



ちなみに今回は、

10回目という節目の発表会だそう。



社員さんを主役にした構成で、

私にとって

気付きや学びの多い内容でした。



かなり独自の進化を遂げられており、

再現性はありませんが(笑)



まあ、それでも、

他社の発表会に参加するのは

いいものです。



そのままは難しくとも、

いったん抽象化した上で

取り入れられるところは取り入れ、

弊社の発表会も

進化させていきたいと思います。



そして私自身、

最終的には、再現性のない、


「代替不可能」で「模倣困難」な組織


を目指していくつもりです。




また、和歌山出張で

改めて感じたのは、

実際に足を運ぶことの大切さ。



「百聞は一見に如かず」

「百見は一体験に如かず」


という言葉は知っているものの、

特にコロナ以降、

オンラインで代替できるからと

出不精になり、

(マインド面での)足腰が弱っていたこと

に気付かされました。



よくよく考えると、以前は、

今回のような弾丸出張を

頻繁にやっていたものです。



そして、

現地でしか手に入らない情報を

ゲットして来ました。



それは知識のみならず、

場の雰囲気だったり、空気感だったり。



そういう意味において、

今回の経営計画発表会、

社員さんを交えての懇親会、

その後の二次会では、

たくさんのヒントをいただきましたし、

足を運んで本当に良かった

と思っています。



Kさん、ありがとうございました!




・・ということで、とにかく今年は

フットワーク軽く動きます ^^



本日は、ご報告まで。



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posted by 安野 広明 at 23:51| 島根 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする