2023年08月31日
Vol.3937「その人にはその人の真実がある」
当たり前ですが、
100人いれば100通りの人生
があります。
生まれ育った場所、家庭環境、
起こった出来事、出会いなどは
それぞれに異なりますし、
抱えている悩みも様々でしょう。
ですので、
見た目の印象や表面的なやりとりだけで、
「あの人は〇〇な人だ」
と決めつけたり、
レッテルを貼ったりするのは
よろしくありません。
・・と書きつつも、
実は、私(安野)自身、
けっこうな人見知りでして、
特に初対面の人は、
見た目で判断して距離を置いてしまう
なんてことも(汗)。
例えば、
「この人、パリピ(=フェス等でウェイウェイする人)っぽいし、
きっと自分と合わないから、
近づかないでおこう」
・・みたいな感じです。
ただ最近は、
NHKオンデマンドで
『ドキュメント72時間』(*)を
見るようになったからか(?)、
「どんな人にでも、背景には、
それぞれの人生物語がある」
と思いが至るようになりました。
*https://www.nhk.jp/p/72hours/ts/W3W8WRN8M3/
*以下は、上記URLのサイトより抜き出した番組説明文。
「 ファミレス、空港、居酒屋・・。
毎回、ひとつの現場にカメラを据え、
そこで起きる様々な人間模様を72時間にわたって定点観測する
ドキュメンタリー番組。
偶然出会った人たちの話に耳を傾け、
“今”という時代を切り取ります。」
結局、人は見かけによらないし、
見た目で判断してはダメだなと。
そして、
「その人にはその人の真実がある」
というのも、最近、
私の中では頻出ワードです。
ちなみに、先日、
原宿の竹下通りを歩いた際には、
田舎では決して見かけない
奇抜なファッションの人や、
一風変わった髪型の人など、
まるでどこか別世界にいるような感覚
でしたが、
以前であれば
「住んでいる世界が違う」
で終わらせていたところ、
「この人には、どんな人生物語があるのだろうか?」
と、ちょっと興味を持っている自分がいました ^^
これもまた、
「その人にはその人の真実がある」
の言葉が、
自分の中に落とし込まれてきた証拠
ではないかと思っています。
まあ、だからといって、
積極的に交友関係を広げていく
訳ではありませんが、
社内外でコミュニケーションを図る上で、
上記の言葉が出てくるかどうかによって、
相手との接し方も、話し方も、感じ方も
違ってくるのではないか
と思い、書き記した次第。
何かのご参考までに。
*********************
【本日のまとめ】
■ 見た目の印象や表面的なやりとりだけで、
「あの人は〇〇な人だ」
と決めつけたり、レッテルを貼ったりするのは
よろしくない。
■ どんな人にでも、背景には、
それぞれの人生物語がある。
■ 社内外でコミュニケーションを図る上で、
「その人にはその人の真実がある」
の言葉が出てくるかどうかによって、
相手との接し方も、話し方も、感じ方も違ってくるはず。
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2023年08月30日
Vol.3936「人生の俵を割らぬよう、粘り腰で勝負を!」
ご存知の通り、
四股(=しこ)と言えば、
下半身の筋力を強化するための
相撲稽古の1つです。
具体的には、
膝を曲げ、体を落とし、片足を持ち上げて、
地面に力強く下ろすといった動作を
繰り返します。
相撲の力士は、
毎日四股を踏むことで、
粘り強く、容易に崩れない腰を
鍛え上げているのです。
最近では、一般人が
自宅で簡単にできる
体幹トレーニングとしても、
人気があるみたいですね。
そういえば、ひと昔前に、
本木雅弘主演の『シコふんじゃった』
という映画がありました。
タイトルが
ピアノ曲の「猫ふんじゃった」みたいで
妙にインパクトがあったので、
いまだに記憶しています・・。
それはさておき(!?)、
人生においても、
粘り強さは不可欠です。
いやむしろ、
過去のブログ(*)に書いた通り、
私のような凡人にできるのは、
それしかないと考えています。
* ご参照下さい。
↓
Vol.2715「凡人にとっては、“粘り強さ”こそが拠り所」
http://bplan.seesaa.net/article/474774765.html
そして、
人生の「粘り腰」を身に付けるためには、やはり、
毎日四股を踏むことでしょう ^^
ここでいう四股とは、
自分の中で毎日やると決めたことを実践する、
ただそれだけ。
以前、「てこの原理」の支点の話
を書きましたが、
支点をカチッと固定するイメージです。
* ご参照下さい。
↓
Vol.286「支点を固定してレバレッジを効かせる」
http://bplan.seesaa.net/article/373784149.html
とはいえ、そうやって日々、
四股を踏んでいたとしても、
すぐに成果が得られる訳ではありません。
相撲の世界には、
「3年先の稽古」
という言葉があるそうで、
どんなに強い力士でも、
長い下積み時代を経験している
のと同じように、
凡人が、人生という土俵で
俵(たわら)を割らない(=土俵の外に出ない)ように踏ん張って、
粘り腰で勝利を収めるまでには、
それなりの年月を要すると
見積もっておくべきだと思います。
ちなみに
相撲の番付は、下から
序の口、序二段、三段目、幕下、幕内(十両→前頭→小結→関脇→大関→横綱)
となっていますが、
現在の私は、
「四股踏み番付」(?)で言えば
序二段と三段目の間くらいでしょうか。
人生の幕内力士になるまでは、
まだまだ先が長そうです(笑)。
・・ということで、
3年先をイメージしながら、
それぞれの四股を踏み続けたいもの。
そんなことを考えました。
************************
【本日のまとめ】
■ 人生において、粘り強さは不可欠である。
■ 人生の「粘り腰」を身に付けるためには、
毎日四股を踏むかのごとく、
自分の中で毎日やると決めたことを実践すること。
■ 3年先をイメージしながら、
それぞれの四股を踏み続けたいもの。
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2023年08月29日
Vol.3935「ひょっとこのお面を見つめながら考えたこと」
先日、県内の
とある地域に出張した時のことです。
宿泊予定のホテル周辺には、
夜に食事をするお店が見当たらず、
コンビニもない。
仕方なく
ホテルのフロントに聞くと、
小さな居酒屋が2軒ほどある
とのことでした。
ちなみに私(安野)、
『吉田類の酒場放浪記』(←居酒屋に1人で入ってレポートするやつ)
みたいなテレビ番組は好きなのですが(笑)、
自身は小心者なので、
そういうお店に1人で入るには
けっこう勇気がいります。
外をウロウロしながら
店内の様子を探ったところ、
2軒のうち1軒は貸し切り状態だったため、
消去法でもう1軒の店へ入ることに。
意を決して扉を開けると、
カウンターの奥には
常連さんらしき人たちが・・。
小さなお店なので、
数卓あるテーブル席も
ほとんど埋まっていました。
特に「いらっしゃいませ」もなく、
ちょっとアウェーな空気(汗)。
引き返すのも失礼かと思い、そのまま、
入ってすぐのカウンターの端に座りました。
ご年輩の店主に愛想はなく、
ザ・職人という感じ。
料理をオーダーするタイミングにも、
こちらが気を遣います。
(取り込み中に話しかけたら
怒られそうな雰囲気だったので)
緊張しながらも、
なんとか注文し、
その後に出てきた料理は・・
これが美味しい!
きっと、料理には
こだわりがあるのでしょうね。
他の客が、仲間うちで、
「この店の○○が美味しいんだよ〜」
と話しているのも耳に入りました。
また、ぶっきらぼうなだけで、
店主のお人柄がいいのも
なんとなく分かります。
ただ私は、
カウンターの端っこで1人、
悶々としていました。
丁度、私の席の正面に、
ひょっとこのお面が飾られており、
ボーッとそれを見つめながら
考え込んでいたので、周りからは
ちょっと怪しい人だと思われたかもしれません。
その時、あれこれ考えた内容
をまとめると、
「もったいないな〜」
のひと言です。
(←偉そうに聞こえたらすいません)
やはり
競争のない場所にいると、
サービスレベルは磨かれていかない
と感じました。
当たり前の基準(*)が高まらない
というかなんというか。
* ご参照下さい。
↓
Vol.3902「“当たり前の基準”が書き換わる喜び」
http://bplan.seesaa.net/article/500168230.html
とりわけ、接客のレベルは、
弊社を含め、地方の会社(お店)では
低いと感じることが多いです。
逆に言えば、
地方だからこそ、
それでもやって来れたのでしょう。
しかし、
これからは違います。
お客様から選別される時代です。
物価高等で財布のひもが固くなった消費者は、
より本質的な商品・サービスにしか
お金を使わなくなっています。
これは、
都会でも地方でも
関係ありません。
例えば、先のお店に、
「また行きたいか?」
「人に紹介したいか?」
と問われると、
残念ながら私は
そうは思いませんでした。
もちろん、その店主が、
お店は自分の代までで、
現在の一部の常連客と
(今回の私のような)一見客がたまにあれば
充分やっていけるし、
そっちの方がいい
というお考えであれば、
それもありなのでしょうけど。
そうではなくて、
次の代にお店を継いで
発展させていくのであれば、
いまのままだと厳しいかもしれません。
(奥の方に、後継者らしき人も見かけました)
料理が美味しいだけに、
「もったいないな〜」
と感じたのは、
そんなところにあります。
たかが接客、されど接客。
そして、
人の振り見て我が振り直せ。
弊社においても
接客レベルはまだまだ
恥ずかしいレベルです。
現状に満足することなく、
来社された方を
全員で歓迎できるレベルまで、
自社の当たり前の基準を高めていきたい
と思った次第。
ひょっとこを見つめながら、
そんなことを考えました ^^
*******************
【本日のまとめ】
■ 競争のない場所にいると、
サービスレベルは磨かれていかない。
■ 消費者は、より本質的な商品・サービスにしか
お金を使わなくなっている。
■ 来社された方を
全員で歓迎できるレベルまで、
自社の当たり前の基準を高めていきたいもの。
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