2022年09月28日

Vol.3600「無いものが見える?あるのに見えない?バイアスを打破する方法」


例えば、

いつもと同じ通勤ルートで、ふと、


「あれ?ここにあったはずの建物が、

 いつの間にか無くなってる!」


みたいな経験はないでしょうか?



本来、ある日突然無くなる

なんてことはあり得ないので、

以前から取り壊しをしていた、もしくは、

とっくの昔に無くなっていたはずです。



日常風景の中に溶け込み、

そこにあるものだと思い込んでいると、

無いものも見える

のかもしれませんね。



言い換えると、人間の脳は、

あるものだと見ていると

無いものに気付かない、

逆に、

無いものだと思って見ていると

あるものに気付かない、


そういった認知バイアスがかかる

のだと思います。



そしてこれは

仕事でも同じでして、

「自分は正しい」

と思い込んでいる人は、

それが明らかに間違っていても、

気付かないまま

次の工程やお客様へと進めてしまうため、

後になって周りが迷惑を被る・・

なんてことはよくある話。



実際、バイアスの凝り固まった人ほど、

(その人なりの)ルーティンで行っている

自己チェックが機能しません。



ではどうすればよいのか?



先の例で言えば、たまに、

(通勤ルートという)ルーティンを変えてみること

をおすすめします。



あえて、普段と違った道を通ることで、

日常風景に変化が生じ、

そこには新しい発見があるはずです。



「へーこんな建物があったのか〜」


とか


「あ、あんなところにお店ができたんだ」


みたいな。



これは私(安野)自身、

けっこうやっていて、

通勤ルートではないのですが、

お客様の会社へ訪問するにしても、

行き帰りのルートをあえて変えてみたり、

時には、

バイパスではなく下道を通ってみたりして、

変化をつけています。



つまり、

「意識」を変えるのではなく、


具体的な「行動」を変える


ということでしょうか。



そもそも、


「もっと意識してやります!」


みたいな決意や精神論は、

当てにならない訳でして・・。



やはり

行動に変化を加えない限り、

ますます凝り固まり、

無いものが見えてしまったり、

明らかに間違っているものまで

正しく見えてしまうのだと思います。



したがって、もしも現在、

仕事がスムーズに流れていないとすれば、

自らのルーティンを見直し、

具体的な行動を変える

しかありません。



そうやって、

どんどん変えて行った人だけが、

気付ける範囲や視野を広げ、

周囲からの信頼も得られるのだと

考えています。


***********************


【本日のまとめ】

■ 人間の脳は、あるものだと見ていると

  無いものに気付かず、逆に、

  無いものだと思って見ていると

  あるものに気付かないもの。

■ ルーティンをどんどん変えて行った人だけが、

  気付ける範囲や視野を広げ、

  周囲からの信頼も得られるはず。




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posted by 安野 広明 at 23:10| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする