2022年09月27日
Vol.3599「経営者の悩みは、すべて〇〇である」
「人間の悩みは、すべて
対人関係の悩みである」
とおっしゃったのは、
心理学者のアドラーです。
昔読んだベストセラー、
『嫌われる勇気』(岸見一郎 著)
の中に書いてありました。
そしてこのことは、
会社経営でも同じ。
経営者の悩みは、すべて
対人関係の悩みと言えます。
マネジメントであれ、
投資判断であれ、
戦略策定であれ、
すべてそう。
つまるところは、
そこに関係する他人(=社員や顧客)
が存在するから、悩むのです。
したがって、
対人関係を無視する
訳にはいきません。
とりわけ、関わる人が多くなる
経営者やリーダーの場合、
「対人関係力」や、その根底にある「人間力」は、
磨き高めなければならない
必須の能力と言えるでしょう。
かくいう私(安野)自身、
まだまだ未熟ではありますが、
経営者になってからの12年間で
かなり鍛えられましたし、
自分なりに向き合ってきました。
ただし、
自分とAさん、自分とBさん
といった対人関係の悩みであれば、
自己責任で解決できるにしても、
難しいのは、
AさんとBさんの関係性が上手くいかない時
の処し方です。
それは例えば、
社員どうしだったり、
お客様どうし(兄弟間、親子間)だったり。
自分と他人以上に、
他人と他人とのマネジメントは
より高度になると感じています。
まあ、自分にはどうしようもない
と放置することもできるのでしょうけど、
やはり、そのままでは、
いつまでも悩みが消えない・・。
回り回って、
自分や組織にも影響が及ぶ以上、
できる範囲で対処する必要がある
と考えています。
そしてその際、
自分が仲介に入って
直接的に解決しようとするのではなく、
自分と(Aさん、Bさん)それぞれとの
関係性を強化していけるよう
心がけているつもりです。
時間はかかりますが、
それが一番よい方法なのかなと。
その人にはその人なりの真実
がある訳なので、
どちらかの味方につくことはせず、
聞く耳を持ち、
厳しさと優しさの両面を見せつつ
処していく。
その結果、
対人関係の悩みが薄らぐこともあれば、
むしろ深まることもありますが(汗)、
これもまた、
対人関係力を鍛える機会だと
解釈するしかないのでしょう。
ということで、引き続き、
悩める経営者として
対人関係力と人間力を
強化して参ります ^^
・・何かのご参考までに。
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【本日のまとめ】
■ 経営者やリーダーであれば、
「対人関係力」や、その根底にある「人間力」は、
磨き高めなければならない
必須の能力と言える。
■ 自分と他人以上に、
他人と他人とのマネジメントは
より高度になる。
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