2022年09月12日
Vol.3584「“孤独”は“依存”の裏返し!?」
たまに、
「経営者は孤独」
だと耳にします。
社員に理解されないことが多く、
それが、孤独感につながる
のでしょう。
かくいう私(安野)自身、
そう感じたことは
過去に何度もございます。
ですので、
同じ経営者の遊び仲間とつるんだり、
夜のお店で話し相手を求めたくなる
気持ちも、
分からなくはありません。
(私自身は、社交性が低い性格のため、
そういうことには興味ないですけど)
そしてもちろん、このことは、
経営者に限った話ではない
と思います。
それぞれの立場において、
上司に理解されない、
同僚に理解されない、
家族に理解されない、
世間に理解されない
となれば、
孤独感を覚えるはずです。
だからこそ、
孤独感をまぎらすための
商品やサービスが、
世の中に出回っているのでしょう。
ただ、この点に関して、
以前、ある方から教わり、
ハッとさせられた言葉がございます。
それは、
「孤独とは、依存の裏返し」
というもの。
確かに、
理解されたい、認められたい
と願う気持ちは、それ自体、
自分以外の誰かに
何かしら依存している側面が
あるのかもしれませんね。
誰が何と言おうと
「わが道を行く!」
と完全に自立し、
振り切れている人は、
「自分は孤独だ・・」
なんて思い悩まない気がしますし。
そのように考えると、
ことさらに孤独感を出すのは、
自らの依存心を晒しているようで、
あまり格好良いことでは
なさそうです。
少し話は変わりますが、
私(安野)の好きな言葉に、
「君子の交わりは淡きこと水の如し、
小人の交わりは甘きこと醴(れい)の如し」
とあります。
これは、
「立派な人物は水のようにさっぱりした付き合いをするが、
そうでない人物は、
甘酒のようなうまみを求めてしか付き合わない」
という意味です。(コトバンクより)
まあ、君子でもない私が言うのも何ですが、
孤独感を出しまくって
少人数とベタベタとした関わりを持つ
よりも、
自分自身と向き合い続けることで
強固な自立心を養い、
他者に対しては
水のようにサラッとした関わりをたくさん持つ
という方が、
自分には合っているし、
そういう世界観を目指したいな〜
と願っています。
・・とはいえ、
人間だもの ^^
私自身、まだまだ
依存心が顔を出すのが現状です。
いやむしろ、
自立できているようで
全くできていないのかも!?(汗)
まあ、少なくとも、
経営者として
孤独感(という名の依存)を逃げ道にはしたくない
と思う、今日この頃。
「孤独を楽しむ」
くらいになれたら、
本物なのでしょうね。
そんなことを考えました。
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【本日のまとめ】
■ 孤独とは、依存の裏返しである。
■ 経営者として、孤独感(という名の依存)を
逃げ道にしたくないもの。
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