2022年09月07日

Vol.3579「時間をかければ上手くいく・・訳ではない」


何か新しいことを始める時、

大半の人は、

万全の準備をして

体制を整えてから始めたい

と思うものです。



例えば、

目の前に川が流れている

とします。



向こう岸に渡る際、

そのまま直線で渡るのが最短

にもかかわらず、

川幅が狭い上流まで登って渡る

という安全策を取る人

が多いのではないでしょうか。



途中に深みがあるかもしれない、

穏やかそうに見えて流れが速いかもしれない

などと、

なかば知識や経験があると、

リスクを考えてしまうからです。



ただ、実際には、

迂回したところで、

失敗しない保証はありません。



上流に行くほど

岩がゴツゴツしていて、

足元が悪く、怪我をする

可能性だってあります。



時間をかければ安全

とは言い切れないのです。



そして、

もし無事に渡れたとしても、

もともと目指していた(下流にある)向こう岸

に戻るまでには時間を要し、

スピード感に欠けます。



その結果、

チャンスを逃すかもしれません。




この点、ある方は、

「パレートの法則(=80:20の法則)」

を拡大解釈して、


「物事は、2割が完璧なら大体完成している」


とおっしゃっていました。



したがって、

核となる2割ができた時点で、

さっさと商品・サービスを

リリースした方がよい

・・と。



まあ、それはちょっと

極端な気がしなくもない

ですが(汗)、ただ、


物事は時間をかければ上手くいく


といった

固定観念に囚われていはいけない

のは事実だと思います。



とりわけ、

ここまで時代の変化が激しいと、

立ち止まっているだけで

リスクと言えるでしょう。



安全策をとって

上流まで登っている間に、

もともとの目的地点が

意味を為さなくなっている

ようなイメージです。




私(安野)自身、これまでにも、

たいして時間をかけずに

エイヤ!で始めたプロジェクトは

たくさんありますし、

これからも、ノリと勢いで


「まずやってみる」


という感覚を大切にしていきます。



ある程度の失敗も許容しつつ、

スピード感こそが求められる

と強く感じる、今日この頃です。


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【本日のまとめ】

■ 物事は時間をかければ上手くいく

  といった

  固定観念に囚われていはいけない。

■ ある程度の失敗も許容しつつ、

  スピード感こそが求められる

  のではないだろうか。



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posted by 安野 広明 at 22:57| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする