2022年09月03日
Vol.3575「マネジメント版『ザ・ガマン』を楽しみましょう」
私(安野)は
リアルタイムで視ていませんが、
その昔、『ザ・ガマン』という
バラエティ番組がありました。
噂によると、これがなかなか
昭和臭漂う内容のようでして。
毎回「東京六大学の学生」の青年男子が
各大学代表として数十名ほど参加し、
国内または海外に設けられたチェックポイントで
数々の試練と度胸試しと我慢を繰り広げ、
精神と肉体両面で疲弊を重ねた結果で
下位の者から脱落し、
最終的に最も忍耐強い者を決定します。
(Wikipediaより抜粋)
ちなみに、
試練の基本パターンとしては、
ゲテモノ食い、灼熱地獄、尻叩き、
動物・昆虫、水責め、断食・断水
など・・。
* 詳しくはこちらからご覧下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%9E%E3%83%B3
今だと、
完全にアウトな内容です(汗)。
当時は、
あまりに下品かつ過激なため、
低俗番組と揶揄されるも、
人気は高く、シリーズ化に至りましたが、
アクシデントや事故が多発し、
事実上の打ち切りになったのだとか。
なんだか、すべてが
昭和って感じですね。
それはさておき、
『ザ・ガマン』
とは内容が全く異なるにしても、
マネジメントの本質は
「我慢」だと考えています。
このことは、
組織運営に熟練された
ある経営者もおっしゃっていました。
「組織を率いるための極意とは?」
の質問に対して、ひと言、
「我慢ですね」・・と。
どれだけこちらが気を配り、
繰り返し伝えたところで、まさに
「暖簾に腕押し」「糠に釘」、
伝わらない人には伝わらないし、
変わらない人は変わりません。
それはまさに、
マネジメント版の『ザ・ガマン』
みたいなものです ^^
ただ、そういう時は、
個人を見るのではなく、
組織全体が底上げされていれば
それでよしとする・・
という発想の転換も必要。
実際、
人間集団というものは、
およそ2割が変われば、
全体が大きく、急激に変わり始めることが、
様々な研究によって分かっています。
個々の成長に意識を向けつつも、
あまりそこに執着しすぎると、
変わらないことにイライラしたり、
細かく指示したくなりますので、
そこはグッと我慢する。
この点に関しては、
私自身、随分、
鍛えられたような気がします。
いいんだか悪いんだか、
よく分かりませんが(汗)。
ということで、引き続き、
マネジメント版『ザ・ガマン』
を楽しみながら(!?)、
経営して参る所存です。
何かのご参考までに。
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【本日のまとめ】
■ マネジメントの本質は
「我慢」である。
■ 人間集団というものは、
およそ2割が変われば、
全体が大きく、急激に変わり始めるもの。
■ マネジメント版『ザ・ガマン』を楽しむ、
くらいの感覚で経営してはどうだろうか。
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