2020年10月23日
Vol.2895「沢根スプリング、沢根社長からの学び」
先日の「人財塾」(*)では、
沢根スプリング(株)の沢根孝佳社長(65歳)
のお話を拝聴しました。
* http://annokaikei.com/wp-content/uploads/28865c02d6f6ca583aed9f89bc703121.pdf
同社は、静岡県浜松市で
ばねの製造販売をされており、
売上高約8億円、社員数は53名。
「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の
中小企業庁長官賞をはじめ、
数多くの賞を受賞されている、
素晴らしい会社です。
今回の講義では、
後半のパートで「経営計画作成講座」がある
のを見越して、わざわざ
同社の経営計画書をお持ち下さっていました。
私(安野)も中身を拝見しましたが、
すごいのひと言。
36歳で事業を継がれた際に
すぐ計画書作りに着手され、
30年かけてブラッシュアップしてきた
というのだから、
かなり洗練されています。
やはり、いい会社には、
立派な理念があるだけでなく、
経営計画によって
「長期ビジョン」や「戦略」を明記しているのだと、
改めて感じました。
あと、沢根社長が
前半で経営計画書に触れて下さったお陰で、
後半パートの講師を担当した私は、
とてもやりやすかったです(笑)。
以下、印象に残ったワードを
書き記します。
▼ 会社を永続させるには適正規模が望ましい
▼ 腹八分目経営 →いつも100%ギリギリだと辛い
▼ 経営で困るのは人とお金
▼ どうやって飯を食うか?
▼ いい人・いい会社と付き合うことに尽きる
▼ 経営計画書を作っている企業は8割が黒字
▼ 10年ビジョンをつくるのは社長の役割
▼ 経営はジグソーパズルと同じ
→真っ白だとつまらない、絵を描く
▼ ばねではなく、スピードを売っている
▼ 戦略のストーリーを描いている
▼ 会社というのは経営理念を実現する場
→すべて経営計画書に書いてある
▼ 事業構造を変えていかないといけない
▼ 人生を豊かにする5つの領域
→仕事、お金、健康、人間関係、趣味
▼ 経営改革の原点は、「モノづくりは楽しいですか?」
▼ 厳しさも必要 →いい加減のストレッチは必要
▼ 人を大切にするだけだとダメ
▼ 財務と労務を、人並み以上にコツコツやるしかない
▼ 戦略の優先順位は、
@商品力・製品力 Aサービス力 Bビジネスモデル
▼ うちにしかできない →差別化
▼ 効率重視は、個性がなくなりがち
非効率は、考える機会や人間力向上につながる
▼ 成長する →本を読む、いい人と会う、旅をする
▼ すべては考え方、価値観、解釈、心の世界
→やり方よりもあり方
▼ 大切なのは、「働き方改革」ではなく「楽しみ方改革」
▼ おもてなしは、人間力が無いとできない
▼ 経営計画書を作ると、会社の中が少しずつ変わっていく
などなど
弊社にとっても、
どんぴしゃの内容でした。
沢根社長、ありがとうございます!
本日は備忘録ということで。
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