2020年07月14日

Vol.2794「“冬の時代”とは、底力をつける時期」


中国古典の『四書五経』の一つである

『易経』の中には、


「時流に乗るものは時流によって滅びる」


と書かれています。



私(安野)がいつも参考にさせていただいている

易経研究家の竹村亜希子先生の解説によると、

「時流に乗る」とか「時流を追い求める」

とは、言うなれば、


「春夏秋冬のうち、冬はいらない」

(=春に種を蒔き、夏に成長し、秋に実りを得るだけでよい)


という考え方だそうです。



確かに、冬といえば、

樹木は枯れ、花は咲かず、動物も活動しない、

どちらかといえば、

雪に閉ざされてひたすら寒さに耐える

イメージが強いかもしれません。



会社においても、

「冬の時代」とは、

事業に失敗したり、大量に人が辞めたり、

売上が伸び悩んだり、災害に見舞われたりと、

何をやってもうまくいかない時期

を表します。



しかし、大自然では、

冬に何をしているかというと、

次の春に向けた土壌づくりをしている

のだそうです。



地表では、雪や氷に閉ざされていますが、

その大地の奥深くでは、

春に種が蒔けるように

豊かな土壌をつくっている。



春が来て種を蒔いたら必ず成長して、

秋の実りを得られるように準備することが、

「冬の時代」の本来の意味なのです。



そのように考えると、

会社においても、「冬の時代」は、

決してネガティブなだけではなく、

春夏秋と共に、なくてはならない時期

と言えるでしょう。



つまり、

表面上は停滞しているようでも、

目に見えないところで

底力をつける時期です。



多くの会社にとって、

コロナ禍の現在は、まさに

冬に該当するのかもしれませんね。



したがって、

冬に種を蒔いても芽が出ないのと同じで、

この時期に、

熟考せず色んなことに手を出すと、

上手くはいかないと思います。



それよりも、耐え忍びつつ、

次なる成長のための事業の種

をしっかり準備すること

こそが重要です。




大自然にも会社にも、

春夏秋冬があり、

いずれの季節も欠くことはできず、かつ、

その季節にはその季節の過ごし方がある。



時流を追い求めて自滅だけはせぬよう(汗)、

このことを、

肝に銘じておきたいものです。



本日は、備忘録を兼ねて。


*********************************


【本日のまとめ】

■ 時流に乗るものは時流によって滅びる。

■ 会社においての「冬の時代」は、

  春夏秋と共に、なくてはならない時期であり、

  目に見えないところで底力をつける時期。

■ 大自然にも会社にも春夏秋冬があり、

  いずれの季節も欠くことはできず、かつ、

  その季節にはその季節の過ごし方があるもの。




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posted by 安野 広明 at 22:20| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする