2020年07月06日

Vol.2786「“没頭力”と“つなげる力”が、アイデアを生み出す」


「回転ずし」といえば、

いまや日本の食文化の一つですが、

その原点は、

元禄寿司の創業者である故・白石義明氏が、

ビール工場を視察したことがきっかけ

だと言われています。



つまり、視察先の

製造ラインにあったベルトコンベアに、

「回転ずしレーン」

の着想を得たのです。



この、あまりにも有名なエピソードは、

ここだけ聞くと、

「なるほど〜」

で終わりそうですが、

個人的には、そこに、


新たなアイデアを生み出すためのヒント


が隠れていると感じます。




その一つが、

自らの事業に没頭していたこと。



ベルトコンベアに乗っている缶ビールが

寿司に見えたというのだから、

何を見てもお寿司に見えるほど

没頭していた証拠でしょう。



「どうすればもっと売上が上がるのだろう?」

「どうすればもっとよい商品・サービスを提供できるのだろう?」

「どうすればもっとお客様に喜んでもらえるのだろう?」


などと、常に自問自答し、

とことん考えていたからこそ、

あるタイミングで、

一瞬の閃きが生まれたのだと思います。




また、

自らの事業とはかけ離れた「遠い世界」

と自社とをつなげている点も秀逸です。



もしもこれが、

「飲食業なんだから、それ以外の業界には興味ない」

というスタンスで

興味関心の幅を狭めていたら、

ビール工場には視察に行かなかったでしょうし、

「回転ずし」のアイデアは生まれなかったでしょう。



アンテナを高く張り、感度を高め、

「遠い世界」の情報にも興味を持ち、


「すべてを(自社に)つなげて考えてやろう」


という意識を持っていたからこそ、

着想が得られたのだと思います。




まあ以上は、あくまでも、

私(安野)なりの分析ですが、

このように、

「没頭力」と「つなげる力」の2つが掛け合わさることで

アイデアが生まれるとすれば、


コロナ後に向けて、

なかなか新しいアイデアが思い浮かばない・・

という経営者は、


「まだまだ没頭度合いが足りないのではないか?」

「興味関心の幅が狭まっていないか?」


を疑うべきかもしれません(私を含め 汗)。



少なくとも、

自社の事業に最も没頭できるのは、

経営者を置いて他にはいませんので、まずは、


「どうすればもっとよい商品・サービスを提供できるのだろう?」


などの自問自答の回数を

増やしてみてはいかがでしょうか。



そんなことを考えました。


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【本日のまとめ】

■ 事業に没頭し、とことん考えているからこそ、

  あるタイミングで一瞬の閃きが生まれる。

■ コロナ後に向けて、

  新しいアイデアが思い浮かばないのであれば、

  「まだまだ没頭度合いが足りないのではないか?」

  「興味関心の幅が狭まっていないか?」

  を疑うべき。


posted by 安野 広明 at 22:23| 島根 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする