2020年06月14日

Vol.2764「未来を変えられるのは、いま、この瞬間から」


映画『バックトゥザフューチャー』のように、

デロリアン(=タイムマシン)に乗って、

過去や未来を行ったり来たり・・。



そんなことができたら

楽しいかもしれませんが、

現実の世界では

時間跳躍なんて起こるはずもなく、

「いま、この瞬間」

が連続していくだけです。



いまの連続が未来につながっている

のだから、

未来を変えたければ、

自分の意思と行動によって、

いまを変えるしかない。



この事実から目を背けて、

「未来のことはそのうち誰かが何とかしてくれる」

とか

「信じていれば、望む未来が手に入る」

なんて妄想を抱いても、結果的には、

何も変わらないでしょう。



当たり前ですけど・・。




話は大きく変わりますが、先日、

『コロナショック・サバイバル』(冨山和彦 著)

という本を読みました。


https://www.amazon.co.jp/dp/4163912290/



冨山氏といえば、

元産業再生機構COOであり、

現在は、同機構のメンバーで設立された

経営共創基盤の代表取締役CEO。



いわば、

再生のプロ中のプロです。



実は私(安野)、監査法人に勤めていた頃に、

宮崎県にあるバス会社の再生案件で、

産業再生機構のプロジェクトに

(あくまで一スタッフとして)

少しだけ関わらせていただいたり、

仲の良い会計士の先輩が、

経営共創基盤で働いている

こともあったりして、


これまでにも、冨山さんのご著書には

注目してきました。



そして今回も、著書の中で、

現場目線の、生々しく、厳しい指摘

をたくさんなされており、

実際、これが現実なんだろうな〜

と感じています。



印象に残った言葉を

いくつか列挙すると、


▼ 今回の危機はその広さと深さと長さにおいて、

  リーマンショックといった今までの危機を上回る破壊性を持っている。

▼ 企業にとってキャッシュ流入の大半は売上によるものであり、

  それが消えるとあっという間にお金がなくなる、

  すなわち人間でいえば重度の失血状態になり、

  ここでキャッシュショートすれば直ちに「死」に至る危機に直面する。

▼ 企業経営における最大の課題は

  まず何よりもこの「戦争」を生き残ること、

  まさにサバイバル経営の時代に入るのである。

▼ コーポレートトランスフォーメーションこそが、

  日本企業生き残りの今年最大のキーワードになると確信している。

▼ 危機の経営の第一のメルクマール(指標)は

  なんといっても生き残りである。

▼ 危機に遭遇したリーダーは、

  今、目の前にある危機を生き残ることと同時に、

  パラダイム転換後の新しい通常、すなわちニューノーマルを

  展望、想像、妄想さえもして色々な準備を

  仕込んでおくことも求められている。

▼ 過去の経済危機の歴史において、

  同じ業種でも企業の生死を分けたのは、

  要するに危機到来時における、手元流動性(現預金)の潤沢さ、

  金融機関との従来からの信頼関係、

  そして平時における稼ぐ力(特に営業キャッシュフローの厚み)

  と自己資本の厚み、以上である。

▼ 生き残りの闘いにおいて、

  PL上の前年比売上げがどうの、利益がどうの、という議論は、

  はっきり言ってどうでもいい。

  管理指標とすべきはなんと言っても

  存続の命綱であるキャッシュである。

▼ 恥も外聞もなく、使えるものは親でも国でも何でも使え。

  古今東西、危機の経営にとって絶対の経営格言は

  Cash is King!なのである。

▼ 綺麗ごとの観念論で飯は食えない、

  日々の生活を営んでいく人々の人生は救えない。

  より大きな善のために捨てざるを得ないものは

  果敢に捨てるべし。

▼ 誠実なプロフェッショナルほど、

  こういう局面で耳ざわりのいいことは言わない。

  良薬口に苦し。

  厳しいことを言ってくれる、苦い薬や痛い治療方法をすすめてくれるプロを

  信頼すべきである。

▼ 危機の時代は、まずはリーダーの時代である。

  誰よりも体を張り、リスクを取り、

  ハードワークし、結果責任を背負うべきはリーダーである。

  そんなリーダーがいてはじめて、

  最前線を担う現場は思い切り闘える。現場力も生きてくる。


・・などなど。




中小企業の経営者にとって、

かなり耳の痛い言葉もあるでしょう。



しかし、先にも書いた通り、

未来を変えられるのは、

自分の意思と行動のみです。



・・ということで、

現実から目を背けることなく、

いま、この瞬間から、

前へ前へと進んで参りましょう!



本日は、備忘録ということで。


***********************************


【本日のまとめ】

■ いまの連続が未来につながっているのだから、

  未来を変えたければ、

  自分の意思と行動によって、

  いまを変えるしかない。

■ 古今東西、危機の経営にとって絶対の経営格言は

  Cash is King!

■ そのための行動を、

  いま、この瞬間から進めて参りましょう!


posted by 安野 広明 at 20:38| 島根 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする