2020年06月01日

Vol.2751「職人技を伝承していくために」


本日は、

89回目の社内木鶏会(=『月刊致知』を用いた社内研修)

を開催。



社長総括でも少し触れたのですが、

個人的には、致知6月号の中で、

志摩観光ホテル総料理長である樋口宏江さん

の記事が印象に残っています。



樋口さんは、

昭和天皇をはじめとする数多くの賓客が宿泊した

格式ある志摩観光ホテルにおいて、

37歳という若さで

料理長になられました。



以前、私(安野)の好きな番組、

NHKの『プロフェッショナル』にも

出演されています。




樋口さんの言葉の中で、

特に感銘を受けたのは、

以下の通り。


(ここから)
   ↓
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私も50歳近くなり、あと10年と考えると、

これから先このホテルを引き継いでいく人材を育てるのも

私の仕事だと思っています。


近年は働き方改革もあり、

昔の料理人のように時間を気にせず

いくらでも働けるわけではないですし、

「見て習え」が通用する時代

でもありません。


そういう中でも、

総料理長として料理人のあるべき姿を見せ続け、

言葉にして伝えていくことで、

志摩観光ホテルの伝統を

次世代にも引き継いでいきたいと思います。

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   ↑
(ここまで)



樋口さんは、もちろん、

料理人の世界について語っていらっしゃいますが、

実際には、弊社のような会計事務所をはじめ、

あらゆる職人の世界に通ずる考え方

だと思います。



ご承知の通り、いまのご時世、

働く時間が制約されている状況で、

「見て習え」とか「見て覚えろ」

が通用しなくなってきました。



そういう昔ながらのやり方にこだわってしまうと、

いくら時間があっても足りないし、

そもそも、そのような教育体制では、

若い人が入社してくれない、もしくは、

入社しても定着しないでしょう。



とはいえ、

その会社にはその会社独自の

歴史や伝統や文化があり、

会社として守るべき価値観やスタンスなどは、

これから先も、

伝承していかなければなりません。



そこで重要となるのが、

樋口さんがおっしゃるように、


上司があるべき姿を見せ続けること


と同時に、


職人技を言葉にして伝えていくこと


なのです。



「職人は無口でいい」

という時代は終わりました。



言葉を尽くして後輩に伝え、

社内で共有していく時代です。



そのためにも、やはり、

自社の方針が明文化された経営計画書(*)は、

最低限、必要なツール

といえるのではないでしょうか。


http://annokaikei.com/plan



あとはそこに、

属人化されている情報(スキル、ノウハウ)を、

できるだけ言語化し、

付け加えていくことができれば、

経営計画書は、まさに、


その会社独自の「秘伝の書」(!?)


へと進化していくのです。




ということで、

時代の変化に合わせた形で

職人技を伝承していくためにも、

ぜひ、経営計画書をご活用下さい!


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【本日のまとめ】

■ いまのご時世、

  働く時間が制約されている状況で、
 
  「見て習え」とか「見て覚えろ」

  が通用しなくなってきた。

■ 属人化されている情報(スキル、ノウハウ)を、

  できるだけ言語化し、付け加えていくことができれば、

  経営計画書は、その会社独自の「秘伝の書」

  へと進化していく。

posted by 安野 広明 at 22:47| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする