2019年11月20日

Vol.2557「“わりきらない経営”を目指す」


京都には、100年続く企業が

1400社以上あると言われますが、

永続する京都商法の特長は、

「わりきらないこと」

だそうです。



伝統か革新か、道徳か経済か、

攻めか守りか、商品力か販売力か。



様々な経営判断を迫られる中で、

どちらか一方を選び、

どちらか一方を切り捨てると、

むしろバランスが崩れ、

変化への柔軟性が失われる

こともあります。



この点、京都の老舗企業は、


「伝統を重んじつつ、革新的なものも取り入れる」


というように、

完全にわりきることはせず、

うまくバランスを取りながら、

時代の変化に対応しているのです。



この事実は、

企業が永続していく上での、

大きなヒントになるのではないでしょうか。




私(安野)自身、経営をする中で、


「いくら考えても正解は見つからないし、わりきれないな〜」


と感じています。



実際、

良かれと思って取り組んだ行動が原因で

クレームになったり、

そのクレームがあったことで行動を変えた結果、

他のお客様に喜んでいただけるようになったりと、


失敗要因と成功要因とが、

あたかも「でんでん太鼓」のように、

(表裏が)コロコロと変わるのを

経験してきました。



とても、

「この経営判断(=選択)が正しい」

と、わりきることなんてできません。



そしてこのことは、

マネジメントについても同じです。



社員に対して、

厳しいだけでもダメだし、優しいだけでもダメ。



組織運営ばかりに力を入れてもダメだし、

事業戦略ばかりでもダメ。



トップダウンだけでもダメだし、

ボトムアップだけでもダメ。



高度成長期にはトップダウンで成功した企業も、

時代が変われば、

むしろその組織風土は弊害になります。



常に、もう一方を選択する余地を

残しておく必要があるでしょう。




まあ、そうすると、

傍からは、

優柔不断なリーダーに見えるかもしれませんね。



わりきった方が明確だし、一見すると、

「できる経営者」

って感じがしますし(笑)。



しかし、他の選択肢を排除してしまうと、

やはり、組織全体としてのバランスが崩れる

ような気がしています。




経営に、「絶対」はありません。


(ですので、「絶対○○した方がいい」と連呼する人を、

 個人的には、あまり信用してませんw)



京都の老舗企業をお手本に、

これからも、


「わりきらない経営」を目指したい


と考えています。


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【本日のまとめ】

■ 「この経営判断(=選択)が正しい」

  と、わりきることはできない。

■ 常に、もう一方を選択する余地を

  残しておく必要がある。

■ 京都の老舗企業をお手本に、

  「わりきらない経営」を目指したいもの。

posted by 安野 広明 at 22:20| 島根 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする