2019年07月12日
Vol.2426「“切磋琢磨の環境”はありますか?」
トキワ荘(*)といえば、
東京都豊島区にあった木造アパートで、
「マンガの聖地」として有名です。
* https://www.city.toshima.lg.jp/artculture/brand/tokiwaso/machi.html
手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、
石ノ森章太郎、赤塚不二夫などといった、
昭和を代表する漫画家が、
青春時代をトキワ荘で過ごし、
互いにしのぎを削りながら、
それぞれ世に羽ばたいて行かれました。
藤子不二雄A氏は、あるコラムの中で、
こんなエピソードを紹介されています。
(ここから)
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手塚先生や赤塚氏、石森氏たちの作品にいちいち感動し、
「僕もがんばらないと」と発奮する。
実際、トキワ荘にはそんな相乗効果があった。
駆け出しのころ、
オーバーワークで原稿をほとんど落とし、
出版社から干されてしまったことがある。
だが夜中に目が覚めて共同のトイレに行くと
どの窓にも明かりがついていてみんな徹夜で仕事している。
それを見て
「じゃあ俺たちもまた一から持ち込みの原稿でも描くか」
と意欲がわいた。
藤本氏と「そのうち何とかなるだろう」と
言っているうちに本当に何とかなって、
また漫画の注文が来るようになった。
一人だったら絶対に再起できなかっただろう。
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(ここまで)
トキワ荘は若手漫画家にとって、まさに、
「切磋琢磨の環境」
だったことが伺えますね。
話は変わりまして、
私(安野)は、
公認会計士資格の受験勉強時代、
大学が準備してくれた自習室(=通称、6号館)
に朝から晩まで入り浸っていました。
(それゆえ、肝心の大学にはほとんど通わず、
スレスレの単位での卒業となりました 汗)
6号館には、私と同じく、
公認会計士や税理士を目指す若者15〜20名くらいが集い、
互いに教え合ったり、励まし合ったり、
時には息抜き(=サッカーや飲み会)をしたり。
自分のモチベーションが上がらない時には、
机に座って黙々と勉強している仲間の姿を見て、
「もうひと踏ん張りしようか・・」
と意欲が湧きましたし、
一緒に勉強していた先輩や同期が
自分より先に合格して、
社会人として旅立っていく姿は、
かなり刺激になりました。
そこで奮起できたおかげで、
何とか合格し、今がある
と思っています。
私にとって6号館は、
「切磋琢磨の環境」という意味で、
トキワ荘みたいなものです。
そして社会人となり、
現在の「切磋琢磨の環境」としては、
全国各地にいらっしゃる同志とのつながりが、
まさにそう。
物理的に住んでいる場所はバラバラですし、
たまにしか会うことができませんけど、
会った時には、いつも刺激をいただき、
自らの未熟さに気付かされ、
「よし、もっと頑張ろう!」
目線が上がります。
先日も、同志が結集する場(=東京)へと足を運び、
皆さんのお話を色々と伺う機会があったのですが、
つくづく、
「ありがたい環境だな〜」
と感じました。
・・環境は、自分で選ぶことができます。
どうせなら、
切磋琢磨し、相乗効果で成長できる環境を
選んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、
地元における「切磋琢磨の環境」としては、
こんな場もございます(笑)。
「次世代リーダーの会」
http://annokaikei.com/leader
当会は、
現代版トキワ荘(!?)とまではいきませんが、
月に1回、目線を上げる場として、
これまで多くの方にご活用いただいています。
よろしければ、ぜひ1度、
見学にお越し下さいませ!
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【本日のまとめ】
■ 切磋琢磨し、相乗効果で成長できる環境を
選んでみてはどうだろうか。