2019年03月30日

Vol.2322「中小零細企業に求められる‶雑草魂”」


道端の雑草が、

アスファルトの小さなすき間から生えていたり、

抜いても抜いても生えてくる様子に例えて、


「雑草のようにたくましく」とか「雑草魂」


という表現を用いることがあります。



それだけ雑草は、

「強い植物」というイメージが

定着しているのでしょう。



ところが植物の世界では、

雑草はむしろ「弱い植物」

と言われているのだそうです。



どういうことか?



実は植物は、

光や水を奪い合い、生育場所を争って、

激しい競争を繰り広げています。



そして雑草は、

そのような植物間の競争に弱く、

たくさんの植物が生い茂るような深い森の中には

生えることができません。



そこで、

よく人に踏まれる道端や、畑の中のように、

他の植物が生えることのできない場所を選んで

生息しているのです。


*『弱者の戦略』(稲垣栄洋 著)を参照



つまり

草取りされるような不人気な場所

でなければ生き残れない、

「弱い植物」ということ。



そのように聞くと、

雑草に対するイメージが変わりますね。




ここで着目したいのは、

ポジショニング(=生息場所)を変えることによって、


熾烈な生存競争を生き抜いてきた


という事実です。



これはまさに、

商売の世界においては弱者に当たる

中小零細企業が見習うべき戦略

ではないでしょうか。



強者である大企業とバッティングしないように、

商品・サービス、商圏、客層、価格等をズラし、

ポジショニングを変えながら生き残りを図る。



中小零細企業には、

「雑草魂」が必要なのだと思います。




・・強さとは、決して

他者を打ち負かすことではありません。



重要なのは、生き残ること。



生き残りさえすれば、

いつかチャンスはやってきます。



「強いものが生き残る」のではなく、「生き残ったものが強い」


ということを、

肝に銘じておきたいものです。



草取りをしながら、

そんなことを考えました(笑)。


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【本日のまとめ】

■ 雑草は本来、「弱い植物」だが、

  ポジショニング(=生息場所)を変えることによって、

  熾烈な生存競争を生き抜いてきた。

■ 商売の世界において弱者に当たる中小零細企業においても、

  商品・サービス、商圏、客層、価格等をズラし、

  ポジショニングを変えながら生き残りを図る「雑草魂」

  が必要ではないだろうか。

■ 「強いものが生き残る」のではなく、「生き残ったものが強い」。


posted by 安野 広明 at 22:13| 島根 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする