2019年03月03日

Vol.2295「そびえ立つ‶屋久杉”のような会社を目指す」


ご承知の通り、

世界遺産の屋久杉は、

いずれも樹齢千年以上の巨木です。



一般的な杉(=樹齢5百年位)と比べ、

樹齢が桁外れに長い理由は、

豊富な雨量と、屋久島の土台をつくる花崗岩(かこうがん)のお陰

だと言われています。



花崗岩には、

植物が生育するための養分が少なく、

そのため、屋久島の杉は地中深く根を下ろし、

少ない養分を確保する必要がありました。



長い年月をかけ、根は発達し、

どこよりも太い幹を育てます。



そして、この太い幹は

より大きな枝葉を支え、

やがて巨木に成長した訳です。


*『儲けないがいい』(中島セイジ 著)より一部抜粋




逆に捉えれば、

もしも屋久島の土台が花崗岩ではなく、

充分に栄養のある肥沃な土地だったとしたら、

屋久杉は、いまのような

長寿の巨木には育っていなかった

のかもしれません。



植物にとって恵まれた土壌でなかったことが、

結果として、

深く、しっかりとした根を張ることにつながったのです。




そしてこのことは、

会社に置き換えても同じだと思います。



最近は、働き方改革や人手不足といった

世の中の流れもあってか、

(傍から見ると)社員を過保護にしている(ように見える)

会社もありますが、例えば

じゃぶじゃぶお金を使って過剰な福利厚生を導入したり

するのは、

あたかも、土に肥料を与えすぎるようなもの。



その結果どうなるかというと、

土に養分が行き届いて

一定以上に根を伸ばす必要がなくなるのと同様、


社員を甘やかす職場環境では、

社員は一定以上に成長しなくなります。



そして、

時代が安定期ならまだしも、

現在のような激動期で、時代の強風にさらされた時、

根の力が弱く、踏ん張りのきかない組織は、

根こそぎ吹き飛ばされてしまう

かもしれません。



それでは、

会社も社員も守れないのです。



もちろん、

職場環境改善のために

適度な福利厚生の施策は必要なのですが、


「社員を大切にする」と「社員を甘やかす」とを

はき違えてはいけないと思っています。




したがって、重要なのは、

あたかも屋久杉が深く深く地中に根を伸ばす

かの如く、

社員1人1人が人間的に成長を続けること。



そして、

そのような環境を生み出すことです。



ちなみに、成長に関して言えば、

年齢は関係ありません。



成長速度は若い人の方が速いにしても、

自身が求める限り、

完全に成長が止まる人はいないと思います。


(逆に、成長を諦めた人は、

 根腐れしてしまいます 汗)



また、屋久杉の花崗岩ではありませんが、

困難や試練が多いほど、

成長できるのも事実です。




少しずつ、一歩ずつ成長し(=根を伸ばし)、

長きに渡ってそびえ立つ屋久杉のような会社

を目指したいもの。



本日は、備忘録を兼ねて。


************************************


【本日のまとめ】

■ 根の力が弱く、踏ん張りのきかない組織は、

  時代の強風にあおられた時、

  根こそぎ吹き飛ばされてしまう。

■ 「社員を大切にする」と「社員を甘やかす」とを

  はき違えてはいけない。

■ 少しずつ、一歩ずつ成長し(=根を伸ばし)、

  長きに渡ってそびえ立つ屋久杉のような会社

  を目指したいもの。


posted by 安野 広明 at 19:25| 島根 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする