2018年11月30日
Vol.2202「まずは“出し切る”のスタンスが、よい流れをもたらす」
昨日は
石西地区商工会青年部様にて、
セミナー講師をつとめました。
先日の石央商工会青年部様(*)と同じく、
テーマは「経営計画書」です。
*ご参照下さい。
↓
Vol.2200「カメムシの襲撃にも負けず(笑)、セミナー講師をつとめました」
ちなみに今回は、
カメムシの襲撃には合いませんでした(笑)。
***********************************
私(安野)がセミナーでお話しさせていただく際、
心掛けているのは、
「出し惜しみをしない」
ということ。
例えば、
昨日の経営計画書セミナーにしても、
(自分で言うのも何ですが、)
コンテンツを作り上げるまでに
それなりの時間とお金と労力を費やしています。
なぜなら、数年間、
東京まで足を運んで情報を仕入れたり、
自社で実践してきた知識やノウハウを、
2時間にまとめてお伝えしているから。
小心者の私は、正直、
「けっこう苦労して修得したのに・・」
と思わないでもありませんが(汗)、
それでも毎回、出し切っているつもりです。
ただ、
「出せば入る」とよく言うように、
出し惜しみをせず出し切ると、
自然と、また次の情報(ヒントや気付きや発見を含む)
が入ってくるから不思議。
そして、その新たな情報を、
セミナーの改善・改良に生かせば、
コンテンツのさらなるブラッシュアップ
ができるのです。
また、このことは、
セミナーのみならず、
どんな仕事でも同じではないでしょうか。
お客様に対して、部下に対して、同僚に対して、
常に出し惜しみなく、
持っているすべての知識やノウハウを総動員して
目の前の相手に接する(=価値貢献する)という姿勢が、
よい流れを生み出し、
さらなる上質なインプットをもたらし、
結果として、自分の成長につながるはずです。
・・ということで、これからも、
「出し切る」スタンスを貫こう
と、意を新たにした次第。
以下に、
参加者のご感想(1名分)を掲載します。
(ここから)
↓
*************************************
経営計画<理論>を中心にお話いただきました。
<理論>というと、難しく、眠くなってしまうイメージですが、
安野先生の<理論>は知識だけではなく、
実践から導き出されたもので説得力があり、
実例を出していただいたりと、
とても理解・想像のしやすいお話でした。
まずは目標数値から作成したいと思います。
本日はありがとうございました。
***********************************
↑
(ここまで)
ぜひ、経営計画書を経営に生かしていただければ
と思います。
石西地区商工会青年部の皆様、
ありがとうございました!
本日は、セミナー報告を兼ねて。
2018年11月29日
Vol.2201「いま起きているのは、未来の自分に必要なこと」
昨日の夜は、毎月恒例、
「次世代リーダーの会」(*)を開催。
* http://annokaikei.com/leader
自分が話すのはもちろんのこと、
人の話をメモしながら真剣に聞いていると、
そこからたくさんの気付きが得られます。
それぞれ業種や立場や着眼点が異なるからこそ、
いいのでしょうね。
当会を起ち上げて、丸6年。
どのように進化していくか、楽しみです。
***********************************
先日の白駒妃登美先生の講演会(*)では、
「いま起こっていることを、どう捉えるか」
についてのお話がありました。
*ご参照下さい。
↓
Vol.2189「昨日の講演会、無事に終了しました!」
http://bplan.seesaa.net/archives/20181117-1.html
白駒先生は、40代半ばで大病を患われ、
医師からは「もう助からない」と告げられたそうです。
そんな絶望の中、病床で本を執筆している際に、
西郷隆盛の人生から、
素晴らしい気付きを得たのだとか。
ご承知の通り、西郷隆盛は、
明治維新の前、
隠岐の伊良部島へ島流しにされ、
悲惨な日々を送りました。
しかも、その理由は、
当時の薩摩藩の複雑な人間関係による、
理不尽なものだったそうです。
雨風にさらされる劣悪な環境の下、
西郷隆盛は毎日、座禅を組み、
本を何百冊と読む中で、
佐藤一斎の『言志四録』という本に出会います。
『言志四録』を読み、
自分の心に響いたものを書き写しながら、
人間力を磨き続けたのです。
島流しから薩摩へ戻った後、
明治維新という社会変革
が起こる訳ですが、
あれだけ大きな革命だったにもかかわらず
犠牲や混乱が小さくて済んだのは、
西郷隆盛の存在が大きかった
と、白駒先生はおっしゃっています。
江戸無血開城を受け入れた西郷隆盛がいなかったら、
日本の歴史は変わっていただろうと・・。
そしてその、
西郷隆盛の人間力はどこで培われたのか?
というと、
隠岐の伊良部島で過ごした不遇な日々
だったのです。
逆に言えば、
島流しの経験が無ければ、
それほど人間力が大きくならなかった
かもしれません。
とすれば、
あの不遇の日々は、未来の日本のためにあった
と言えるのではないだろうか・・
白駒先生は、それまで、
自分の身に起こることはすべて過去の結果
だと思い込み、
幼い子供2人を残して大病を患うことになった
過去の自分を責め続けていたそうです。
しかし、
西郷隆盛の人生から、
私たちの身に起こるのは、過去の結果だけではなく、
未来に必要なことが起こっている
と思えるようになってから、
未来への希望を抑えきれなくなった
とおっしゃっています。
そして、きっと
目には見えない力が働いたのでしょう、
肺に転移していたがん細胞が
綺麗に消えたとのこと。
白駒先生の実体験に基づく、
とても印象的なエピソードです。
「未来に答えがある」
と思えば、
それだけで捉え方が変わり、
日常のすべての出来事が肥やしになる
のではないでしょうか。
私(安野)自身、会社経営をする上では
様々な課題に直面しますが、
「いま起きているのは、未来の自分や会社にとって必要なこと」
だと捉え、
前向きに乗り切って行きたい
と思った次第。
できることなら、そうやって、
どんなことでも受け入れる、さらに言えば、
「受けて立つ」という気概を
持ちたいものです。
************************************
【本日のまとめ】
■ 「未来に答えがある」と思えば、
それだけで捉え方が変わり、
日常のすべての出来事が肥やしになる。
■ どんなことでも受け入れる、さらに言えば、
「受けて立つ」という気概を持ちたいもの。
2018年11月28日
Vol.2200「カメムシの襲撃にも負けず(笑)、セミナー講師をつとめました」
昨日は、
石央地区商工会青年部様にて、
セミナー講師をつとめました。
テーマは、「経営計画書」です。
気合いを入れてお伝えしようと
話し始めた矢先、
「ブーン」という音と共に、
私(安野)に向かって飛んでくる
小さくて黒い物体が!?
すかさず身をかわし、
周囲をよく見ると、
窓や天井や、会場のいたるところに
カメムシがいるではありませんか。
そして、そのカメムシたちは、
気まぐれに羽根を広げ、
会場内を縦横無尽に飛び回っています。
「き・気が散る・・」
挙句の果てには、
私が話している最中に、
使っているホワイトボードに
カメムシがピタリ。
白いボードに黒いカメムシ、
めちゃくちゃ目立ってて
やたら気になる(汗)
実は、会場のある場所は、
特にカメムシが多い地域で、
しかも今年は大量発生しているのだとか。
そんなカメムシによる時間差攻撃(!?)にも負けず、
なんとか2時間、話し終えることができました。
内容はこんな感じ。
▼ 会社経営の全体像について
▼ ビジョンを明確にするメリット
▼ 経営計画書を経営に活かすポイントとは
▼ 経営計画書の位置付け
▼ 経営計画書の基本構造について
▼ ビジョンや理念づくりのポイント
▼ 社員の未来像について
▼ 戦略の意味するところ
▼ ランチェスター戦略の紹介(ラッキーピエロの事例)
▼ 感性のアンテナを錆びつかせない
▼ 目標数値をつくれない壁
▼ 具体的な目標数値のつくり方
▼ 経営計画書を形にするべく、まず取組むべきこと
▼ 経営計画書はチェックが命(=どう作るかよりも、どう使うか)
▼ 未来会計と経営計画書は、剣と盾のようなもの
などなど。
まあ、世の中広しと言えども、
カメムシの襲撃を受けながら
「経営計画書」の話をした会計士は
なかなかいないでしょうね(笑)。
いい経験をさせていただきました!
石央地区商工会青年部の皆様、ありがとうございます!!