2018年10月17日
Vol.2158「2兆円企業のリーダーから学んだこと」
昨日は
致知出版社主催の「徳望塾」に参加。
かれこれ6年目(!)になるのですが、
引き続き、学ばせていただいてます。
今回のゲスト講師は、
東京急行電鉄の野本弘文会長。
ここ数年、
二子玉川や渋谷の再開発でも注目を浴びている
東急グループのトップです。
グループの総売上は2兆円超と、
あまりに規模が大きすぎるので、
「どこまで(自分にとって)参考になるだろうか?」
という懸念もありましたが(汗)、
お話し自体はいたってシンプルで、
中小零細企業にも生かせる内容ばかりでした。
以下、学びの一部を書き記します。
▼ 会社は何のために存在するのか? → 社内に役立つことを事業化し、継続する
▼ 楽しいところに人は集まる
▼ 仕事をする上で大事なのは、「何が正しいか」ということ
▼ 一番大切なのは、既存の顧客やファンの方々
▼ 人間は怒り続けることができない → クレームは、我慢や忍耐で受け止めること
▼ 目標設定と評価を結びつけると弊害が出る
▼ 責任を追及するのではなく、原因を追求する
▼ 常に意識しておくべき7つの違い
1.任せること と 放任すること
2.知っていること と できること
3.正しくやること と 正しいことをやること
4.手段 と 目的
5.部分最適の集合体 と 全体最適
6.伝えた と 伝わった
7.知識 と 知恵
▼ 経営者に求められる3つの資質
1.将来ビジョンを示す構想力
2.正しい方向を見つける判断力・決断力
3.リスクに対する事前・事後の対応力
▼ 経営者としての7つの心得
1.正しい議論をするために数字を分かりやすくする
2.常に誰が何をいつまでにやるかを意識する
3.上の人は判断基準を持つこと
4.対策はすぐやること
5.目先とビジョンを持たなければならない
6.活人化・・人を活かすことこそ大事
7.ブランドイメージは継続させなければイメージダウンになる
▼ 大切にしている3つの言葉
1.夢と志
2.素直さと行動力
3.和して同ぜず
▼ 行動しないと経験にはならないし、想像力もつかない
▼ 世の中は「新旧一如」
▼ 物事を判断するケジメは、「真」「善」「美」
▼ 社内の文化を変えるのに10年はかかる
などなど
全体としては、野本会長が、
とても物腰の柔らかい感じでお話されていたこと
と、
相手(=われわれ)に伝わるよう
言葉を選びながらお話される姿
が印象に残りました。
改めて、
リーダーのタイプは様々であると
教えられた気がします。
野本会長、ありがとうございました!
本日は、備忘録ということで。