2018年10月08日
Vol.2149「伝えるために、100回は繰り返す覚悟を持つ」
尊敬する経営者の1人、
伊那食品工業の塚越寛会長は、
最新刊『年輪経営〜一度きりの人生を幸せに生きるために』の中で、
「松下幸之助氏は自分の想いを周知徹底させるために、
30回以上繰り返し話すことが大切だ、
と説いています。
経営の神様と言われる方ですら30回は繰り返す
というのですから、
我々のような凡人であれば
例え話を変えながら、50回、60回は繰り返さなければ、
トップの考えを全社員へ
完全に知らしめることはできません。
基本理念の完全共有こそ、
会社経営の基本であると信じます。」
と書かれています。
この箇所を読んだ時、
塚越会長ですら50〜60回とおっしゃっているのだから、
自分だったら、最低でも、
100回以上だな・・(汗)
と思いました。
「伝えると伝わるは違う」
とよく言いますが、
経営者やリーダーには、
社員さんに伝わるまで手を変え品を変え
伝え続ける責任があります。
その際、
どのくらい伝えればよいのか?
の目安が、
最低でも100回ということです。
100回で難しければ、101回、102回と、
積み重ねて行く。
要は、最初から、
そのくらいの覚悟を持って、
経営理念やビジョンを伝えなければならない
ということでしょう。
もしも社員さんから
「また同じこと言ってるよ〜」
と思われようとも、
本当の意味で相手に伝わるまで、伝え続ける。
その覚悟と情熱が、
経営者やリーダーには不可欠
なのです。
本日は、備忘録を兼ねて。
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【本日のまとめ】
■ 経営者やリーダーには、
経営理念やビジョンが社員さんに伝わるまで
手を変え品を変え伝え続ける責任がある。
■ そのためにも、
100回以上は伝え続けるという
覚悟と情熱が不可欠ではないだろうか。