2018年10月01日
Vol.2142「“美点凝視”は理にかなっているという話」
以前、潜在意識の世界では、
「主語が落ちる」
と教わったことがあります。
例えば、
人を恨んだり妬んだりして、
「あの人、失敗すればいいのに・・」
とか
「あんな人、病気になればいいのに・・」
と強く念じたとすれば、
「あの人」や「あんな人」という主語
が除かれた状態で、
自らの潜在意識にリクエストするようなもの。
つまり、
自分に対して、
「失敗すればいい」「病気になればいい」
と念じているのと同じ
なのです。
そう考えると、
恨み節を吐く人や妬み深い人が、
たいてい、不健康そうな顔をしていたり、
不幸な道へと進んで行くのも、頷けますね。
いや〜、恐ろしい・・
そして、このことは、
仕事の中で用いる言葉
についても同じです。
例えば、「汚点凝視」で、
「〇〇さんの○○なところが駄目だ」
とダメ出しばかりしたり、
「〇〇さんのあの態度は最悪だ」
と愚痴をこぼしてばかり
だったとすれば、
「〇〇さん」という主語が落ち、
「駄目」や「最悪」といったネガティブワード
が自らの潜在意識に刷り込まれることでしょう。
自分に対して、
来る日も来る日も
ネガティブな言葉をかけ続けるって・・
想像しただけで
暗い気分になりそうです(汗)。
「汚点凝視」では、
相手にとっても、自分にとっても、
いいことないですよね。
そこで心がけたいのは、
「美点凝視」のスタンス。
相手のよいところやできていること
に光を当て、
「〇〇さんの○○なところが素晴らしい」
とか
「〇〇さんのあの態度は最高だ」
などといった言葉を
意識的に用いるのです。
そうすることによって、
相手をモチベートできる
のはもちろんのこと、
なによりも自分自身に
「素晴らしい」「最高」というイメージが刷り込まれることで、
自らも無意識のうちに
モチベートされるはず。
そういう意味では、
「美点凝視」の発想は、
潜在意識の観点からも理にかなっている
と言えそうです。
私(安野)もまだまだできていませんが、
自戒を込めて、書き記しました。
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【本日のまとめ】
■ 潜在意識の世界では、
「主語が落ちる」と言われている。
■ 「美点凝視」の発想は、
自分自身にポジティブなイメージが刷り込まれるという意味で、
潜在意識の観点からも理にかなっているのではないだろうか。