2018年09月02日
Vol.2113「経営とはコミュニケーションそのもの」
組織をマネジメントする上では、
自分の思いを伝え、相手の意見に耳を傾け、
話し合いを重ねながら
物事を進めていきます。
根底にあるのは、
コミュニケーション。
そのように考えると、経営とは、
コミュニケーションそのもの
といえそうです。
逆に、
コミュニケーションの前提が崩れると、
会社経営において致命的
になりかねません。
そこで、
私(安野)なりに大事だと考えていることが
2つあります。
まず1つ目が、
相手を1人の人間として尊重すること。
当然ですが、
経営者や役員や管理職などといったポジションは、
社内での役割に過ぎません。
上司として部下の可能性を引き出したり、
良い方向へと導くことは不可欠ですが、
単なる自己顕示欲(=自分のプライド)に基づく
ポジションパワーは封印し、
どんな時でも、
相手を1人の人間として
対等に接する必要があります。
もう1つは、
「これでもか」というくらいに
コミュニケーションを図っていくこと。
相手に「伝わる」まで、
あらゆる手段、媒体等を用いて、
しつこく何度も繰り返し伝え続けるのです。
「1回話したんだから分かっているだろう」
は大間違い。
ほとんど伝わっていない
と思った方がよいでしょう(汗)。
とりわけ、経営トップ自ら率先して、
頻繁にコミュニケーションを図らなければならない
と考えています。
相手を尊重し、根気強く何度もトライする。
この2つ無くして、
コミュニケーション(=経営)は
成り立ちません。
簡単で効率的にコミュニケーションを円滑化する方法なんて
どこにもないのです。
8年間の会社経営を通じて、
つくづくそのように感じております。
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【本日のまとめ】
■ 経営とは、コミュニケーションそのものである。
■ コミュニケーションを図る上で大事なのは、
相手を1人の人間として尊重することと、
しつこく何度も繰り返し伝え続けること。