2018年07月04日
Vol.2053「尊敬する人物は、多い方がよい!?」
たまに、
「尊敬する人物は誰ですか?」
と聞かれることがあるのですが、
そんな時、いつも、
返答に困ってしまいます。
「歴史上の人物で1人だけ」
と言われれば、
吉田松陰先生を挙げるかもしれませんが、
それでも、
特定の人に絞るというのは、
なかなか難しいもの。
なぜならば、私(安野)の場合、
これまでに講師としてお招きした方々、
こちらからお邪魔してお話を伺った方々、
研修等で継続的に学ばせていただいている方々、
本の中で出会った方々など、
尊敬する人物(=師匠と(私が勝手に)呼んでいる人)が、
数え切れない程いらっしゃるからです。
この点、人によっては、
「尊敬すべき人物(または師匠)は、数名に絞るべきだ」
という考えもあるかもしれません。
まあ、確かに、
それも一理ございます。
ただ、何より大事だと思うのは、
自分が悩んだり迷ったりした時や、
困難にぶつかった時などに、
尊敬する人物の顔を頭に浮かべ、
「あの人ならどうするだろうか?」
と、思いを巡らせることです。
それはあたかも、
日本古来の発想でもある、
「お天道様が見ている」
というのと似たような感覚。
自分だけではない、
第三者の目線が入ることで、
自然と背筋が伸びたり、
苦しい場面でも踏み止まれる
のではないでしょうか。
そういう意味において、
個人的には、
尊敬する人物が多ければ多いほど、
シチュエーションに応じて
様々な師匠の顔が浮かぶため、
尊敬する人物や師匠は、たくさん持っておいた方がよい
と思っています。
何かのご参考までに。
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【本日のまとめ】
■ 尊敬する人物の顔を頭に浮かべ、
「あの人ならどうするだろうか?」
と、思いを巡らせることによって、
苦しい場面でも踏み止まれるもの。
■ 尊敬する人物や師匠は、
たくさん持っておいた方がよい
のではないだろうか。