昨日の夜は、
(公)益田青年会議所様主催の講演会に参加。
講師は、
昨年より益田市の地域づくりにもかかわって下さっている
株式会社リバネス代表取締役CEOの丸幸弘(まるゆきひろ)氏で、
「研究者の知識が地域を活性化する」
というテーマでした。
丸氏は、
▼ 神奈川県横浜市生まれ
▼ 幼少期の4年間をシンガポールで過ごす
▼ 東京大学大学院在学中にリバネスを設立
▼ 日本初、最先端科学の“出前実験教室”をビジネス化
▼ 大学・地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業の種を生み出す
▼ “知識製造業”を営み、世界の知を集める“知識プラットフォーム”を通じて、
200以上のプロジェクトを進行させる
▼ ユーグレナ技術顧問
▼ 人間力大賞内閣総理大臣奨励賞受賞
などの経歴をお持ちでいらっしゃいます。
自らが農学の博士号を持つ「研究者」
であり、
70名の博士が所属するリバネスという会社の「経営者」
であり、
様々なプロジェクトを運営する「プロデューサー」
でもあるとのこと。
私(安野)は丸氏と同世代なのですが、
そのバイタリティ、行動力、プレゼン力に驚きました。
めちゃくちゃ刺激になります!
以下、備忘録ということで・・
▼ 日本の重要な資産は、「次世代(子供たち)」と「知的財産」の2つ
▼ 研究者の知識を活用して、新しい産業を生み出す
▼ 知識を組み合わせて新しいものをつくる = 「知識製造業」
▼ 知らないことがあっていい → 知識を補い合う → 超異業種交流会
▼ 新しいビジネスの生み出し方
便利の裏には課題がある(例、パソコンの普及による肩こり、目の疲れ)
↓
課題を解決できないか(例、マッサージ、目薬)
▼ 課題は何か? → 自分たちの強みは何か? → まずやってみる
▼ チームで課題を解決する
▼ これからの仕事は、「事に仕える」ではなく、「個人として事を仕掛ける」
▼ 考えることの無いただの作業は、仕事ではない
▼ 政策は、個人のパッションに紐付く
▼ 遊休の土地や高齢者は、地域の資産である
▼ まちを実証フィールドとした研究基盤の構築が必要
▼ 益田市で8月に開催される超異分野学会4つのテーマ
・いつものショッピングセンターが健康拠点に
・放置された山林が牛を育てるフィールドに
・テクノロジーによって農作物の生産効率化を
・長期保存技術がこれまでの流通を変える
▼ 言わないと絶対に実現しない
などなど。
私の中では、
「知識製造業」という新たなキーワード
が印象に残ったのと、
そのために人と人が情報交換できる「場づくり」の重要性
を、強く感じました。
「場づくり」に関しては、私自身、
「次世代リーダーの会」や「人を大切にする経営実践講座」など、
スケールは小さいものの(汗)、
これまでにいくつか経験しています。
実際に、
その場を盛り上げ、かつ、それを継続していく
というのは、
相当エネルギーのいることです。
(一時的に盛り上げるのは、割と簡単なんですけどね)
今回のような、
「地域をあげての一大プロジェクト」
となってくると、それこそ
産官学がしっかりと連携して
「場づくり」ができるかどうか。
「リバネスがなんとかしてくれるだろう」
ではなく、
「自分たちでなんとかしよう」
という当事者意識を持ち、
「場づくり」できるかどうかが、
ネックになるのでしょうね。
いずれにしても、
今後の展開に期待が持てる、
未来に希望が持てるお話でした。
ありがとうございます!
posted by 安野 広明 at 18:21| 島根 ☔|
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