2018年03月23日
Vol.1950「リーダーは、“自分の言葉”で語らなければならない」
昨日は、
致知出版社主催の『徳望塾』に参加。
今回のゲスト講師は、
全日本柔道男子代表監督の井上康生氏でした。
井上氏といえば、現役時代、
シドニーオリンピック金メダルを始め、
世界選手権と全日本選手権で3連覇を果たした
絶対的エースであり、
現在は、指導者としても
目覚ましい結果を残されている
日本柔道界を代表する人物です。
名刺交換等で
私(安野)と同じ歳だと分かり、
とても親近感がわきましたので、
2020年の東京オリンピックは、
柔道男子を応援したいと思います!(笑)
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致知出版社の藤尾秀昭社長もおっしゃっていましたが、
井上氏は、
言葉を表現する力に優れている(=言語化する能力が高い)
と感じます。
どちらかというと、
無口なイメージを持っていたので、
選手や柔道界のことについて
細部に渡るまでご自身の言葉で言語化され、
時にユーモアを交えながら
流暢にお話しされていたのには驚きました。
おそらく、常日頃から、
選手たちにも自分の言葉で語り、
対話していらっしゃるのだと思います。
だからこそ、
はじめて監督をつとめられた
リオオリンピックでも、
見事な結果を残されたのでしょう。
リーダーたるもの、
自らの言葉で話す力を磨かなければならない。
今回、改めて、
強く認識できました。
私自身、当ブログや朝礼等の場を通じて、
引き続き、
自分の言葉を磨いて参ります!
以下、井上氏、藤尾社長のご講義の中で、
心に残った言葉(一部のみ)です。
▼ ちょっとの差でメダルの色が変わる。
▼ いかに覚悟が持てるか。腹をくくる。中途半端ではダメ。
▼ ゴールまでの過程で、楽なことはない。どれだけ耐えられるか?
▼ ルールを守らない選手は、罰する。責任を取らせる。
▼ 超一流選手は、特別なことをやっている訳ではない。
当たり前のこと、小さなことの積み重ね。
▼ 自分にしかできないことを、突き詰めて伸ばす。
▼ 短所・弱点から目を逸らさない。
▼ 一流と二流の差は、準備力。
▼ 準備はネガティブに、試合はポジティブに。
▼ 効率と非効率のバランスが重要。
▼ 人間は、10年経つと基礎工事ができる。
20年で道の入り口に入る。30年で道の風景が見えてくる。
▼ 1つのことをコツコツやっていると、不思議なことが起こってくる。
▼ 現実は、否定しても肯定してもダメ。容認しなければならない。
▼ 教育とは、心に火をつけること。
ちなみに、今回で、
『第7回徳望塾』は最終講。
半年間、本当にたくさんのゲスト講師に
学ばせていただきました。
*ご参考
Vol.1921「AOKIホールディングス青木会長から教わった、学び続けることの重要性」
http://bplan.seesaa.net/article/457075685.html
Vol.1893「日本一の旅館・加賀屋の女将に学ぶ、おもてなしの神髄」
http://bplan.seesaa.net/article/456450480.html
Vol.1858「“やり切る社風”を生み出すために」
http://bplan.seesaa.net/article/455702807.html
Vol.1829「徳望塾”での学び〜トップリーダーの条件」
http://bplan.seesaa.net/article/455057119.html
Vol.1796「その話し、自分ごと”として聞いていますか?」
http://bplan.seesaa.net/article/454312978.html
もちろん、これらの学びを、
単なる知識で終わらせたのでは
意味がありません。
これから先、
様々な経験を積むことによって、
講師から教わった言葉の意味が腹落ちする
なんてこともあるでしょう。
そして、そのためにも、
とにかく一歩踏み出し、実践すること
に、こだわり続けたい。
そのように考えています。
・・何はともあれ、
致知出版社の皆様、ありがとうございました!