2018年03月03日
Vol.1930「伝える努力”は、会社にとっての生命線」
過去のエントリ(*)で、
「いくらよいものでも、
相手に価値が伝わらなければ
それは価値が無いのと同じ。
したがって、
商品・サービスの売り手側としては、
“売る”のではなく、“伝える”
という感覚を持つことが重要」
と書かせていただきました。
*ご参照下さい。
↓
Vol.1919「価値を伝える際に不可欠となる、“与える”スタンス」
http://bplan.seesaa.net/archives/20180220-1.html
今日はその続きです。
「会社」と「お客様」とをつなぐ立場にある社員さんは、
商品・サービスの価値をお客様に伝えるための
「媒体」、「触媒」としての側面
を有しています。
言い換えれば、
社員さんが会社の商品・サービスの価値を理解し、
お客様に伝えようと行動しない
(「媒体」として機能しない)限り、
会社がどんなに時間とお金をかけて
商品・サービスの付加価値を高めたとしても、
「宝の持ち腐れ」になってしまう
ということ。
したがって、経営者は、
何度もしつこく社員さんに
商品・サービスの価値を伝えなければならない
ですし、
それを受けた社員さんは、
何度もしつこくお客様に
商品・サービスの価値を伝えるように
努力する必要があります。
そして、その際、
いきなり相手に100%伝わることを期待しても、
それはなかなか難しい・・。
昨日のエントリで書かせていただいたように、
「長い時間軸」を持ち、
少しずつ、1歩ずつでもよいので、
伝えるための行動を
積み重ねていくことが大切でしょう。
時には、
3歩進んで2歩下がる
こともあるかもしれません(汗)。
しかし、もし仮に、
「このお客様(社員)には、これ以上言っても無理」
と感じたとしても、
伝え方を工夫したり、
手を変え品を変えしたりして、
価値が伝わるよう工夫改善すべき
だと思います。
何がきっかけで
相手にスイッチが入る(=価値が伝わる)かは、
分かりませんので・・。
とにかく、
「どうすれば、もっとお客様に価値貢献できるだろうか?」
を真剣に考えて、
(社員さんやお客様に)伝えることを諦めたり、
「これ以上は無駄・・」と
自己限定しないことが重要です。
そいうった、
経営者および社員の
「(商品・サービスの価値を)相手に伝えようとする努力」が、
「会社にとっての生命線」
だと考えています。
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【本日のまとめ】
■ 社員さんは、商品・サービスの価値をお客様に伝えるための
「媒体」、「触媒」としての側面を有している。
■ 経営者および社員の「相手に伝えようとする努力」が、
「会社にとっての生命線」である。