2017年12月08日
Vol.1845「新たな発見や気付きを増やすためのキーワードは、“共有化”」
当社では、5年以上前から、
「社内木鶏会」(=『月刊致知』を用いた社内研修会)を
毎月開催しております。
予め、『月刊致知』の中の
指定された記事を読み、
感想文を各自に発表していただくのですが、
毎回、感じるのは、
「同じ記事でも、読み手によって、
着眼点や気付くところが異なる」
ということ。
それぞれの感想には、
その人のお人柄や性格や解釈力が現れる
のでしょう。
また、同時に、
「どれだけ頑張っても、1人だけでは
物事を一面からしか捉えられないな〜」
とも思います(もちろん、私も含め)。
「群盲、象を評す」(*)
という諺がありますが、
まさにそんな感じかもしれません。
*数人の盲人が象の一部だけを触って、
足を触った人は「柱のようだ」と答え、
尾を触った人は「綱のようだ」と答え、
耳を触った人は「扇のようだ」と答えて感想を語り合う
というインド発祥の寓話。
だからこそ、大事なのは、
複数の人間で情報を共有し、
それぞれの視点から意見すること
です。
ちなみに、当社では、
「月次決算道場」という取組み(=社内研修)を
先月からスタートし、
これまで属人的になっていた業務内容を
他のメンバーにも共有するよう努めているのですが、
実際にやってみると、
同じ対象(=資料等)を見ていても、
見る人によって気付きや発見が異なる
のがよく分かりますし、
「共有化」することで
圧倒的に気付きの量が増えるのを
実感しています。
もしも、
「最近、社内の雰囲気がマンネリ化している・・」
と感じた際には、
「共有化」によって多角的な視点を取り入れ、
新しい発見や気付きにつなげてみるのも
よいかもしれませんね。
そんなことを考えました。
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【本日のまとめ】
■ 「群盲、象を評す」という諺にあるように、
どれだけ頑張っても、1人だけでは
物事を一面からしか捉えられないもの。
■ 社内での「共有化」によって、
多角的な視点を取り入れ、
新しい発見や気付きにつなげてみては
どうだろうか。