2017年05月30日

Vol.1653「学びの質と量は、“受け手”の姿勢で決まる」


元上智大学名誉教授の渡部昇一氏は、


高校時代、英語を担当していた恩師のご自宅に

同級生と数名で遊びに行った際、


その先生が書斎にゆったり腰を掛けながら

色々なお話しをされている姿にしびれ、


「こういう老人になりたい!」


と強く思ったそうです。



そして、その瞬間、


「一生の目的が定まった」


と、

(過去を振り返りながら)おっしゃっています。



ただ、不思議なことに、

他の同級生は誰1人としてしびれなかったどころか、


後年同窓会で集まると、

「そういえばそんな先生もいたな〜」

という人が大半なのだとか。



同じ先生に学びながら、

まったく影響を受けない者もいれば、

(渡部氏のように)

揺るぎない影響を受けたものもいる

訳です。



このことから、渡部氏は、


「受け手の求める心や感性の如何によって、

 そこから学び取れる質と量は天と地ほどの差になる」


という教訓を導き出していらっしゃいます・・


(『月刊致知』2017年6月号を参照)




例えば

講演会や勉強会や研修などに参加した際、

それが仮に強制的に参加させられた、もしくは

お付き合いで参加せざるを得なかったもの

であったとしても、


「どうせ1時間過ごすのなら、何かを学び取って帰ろう」


という姿勢で臨むのか、それとも、


「面倒くさいな〜、早く帰りたいな〜」


と思いながら漫然と過ごすのとでは、

そこから学び取れる質と量は

まったく異なります。



当たり前ですけど・・。



そして、それが1度や2度ならまだしも、

いつまで経っても姿勢が変わらないとすれば、

両者の差は歴然としたものになるでしょう。



それこそ

学びを求める姿勢で聞いている人は、

「一生の目的が定まる」ような

「言葉」や「人」との出会いが待っている

かもしれません。



どちらの人生を選ぶのも

その人次第ではありますが、

チャンスは平等に与えられているはずです。




さらに言うと、

講演会等の特別な場合のみならず、


「日常の中で人の話しを聞く姿勢」


についても同じ。



ただ漫然と


「あの人(=社長!?)はいつも同じことばかり言っとるな〜」


と聞き流すのか、


「しっかり自分の中に落とし込もう」


という姿勢で聞くのか、


こういった「微差」の積み重ねが、

やがては「絶対差」になるのです。




もちろん

「話し手」がどういう人なのか?然るべき実力を有した人か?

も大事な要素だとは思いますが、

それ以上に、


「受け手」の求める心や感性の方が重要


であり、むしろその姿勢さえ備わっていれば、


どんなことでも学びに変えられるのではないか


と考えています。




本日は、備忘録を兼ねて。


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【本日のまとめ】

■ 受け手の求める心や感性の如何によって、

  そこから学び取れる質と量は天と地ほどの差になる。

■ 「受け手」の聞く姿勢さえ備わっていれば、

  どんなことでも学びに変えられるのではないだろうか。









posted by 安野 広明 at 23:51| 島根 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする