2017年05月17日

Vol.1640「“自分基準”を高めるには、初めの一歩が肝心」


それぞれの会社には、

ルール化、マニュアル化された「会社基準」

というものがあります。



例えば弊社では、

お客様をお見送りする際、


「車が見えなくなるまで立ち続け、

 見えなくなる直前で再度お辞儀をする」


という接客マニュアルがあるのですが、

これも1つの「会社基準」です。



こういった基準があるにもかかわらず、

もしもそこで働く社員さんが、

頭では「何をすべきか、何をした方がよいか」

を理解しつつ、


「まあ、そこまでやらなくても・・」


と手を抜き、勝手に

「会社基準」を「自分基準」にすり替えていたとすれば、

その人もその会社も

永遠に変わることができないでしょう。



実際、マニュアルが形骸化し、

いつまでたっても中身が伴わない会社は、

世の中にたくさんありますし・・。



(ちなみに、

 弊社の上記に掲げた「会社基準」に関しては、

 始めた当初、おそらく大半の社員さんは

 「そこまでやらなくても・・」

 と思われたはずですが(笑)、

 いまではだいぶ定着した感があります)




思うに、どんなことでも、

初めの第1歩が最もエネルギーを要します。


第1歩さえ踏み出せば、

2歩目、3歩目と、

徐々に流れを生み出すことができるはずです。



それはあたかも

自転車の運転のようなもので、

最初の踏み込み時はペダルが重く感じたとしても、

2回転、3回転と漕いでいくうちに加速がつき、

だんだんと楽になります。




したがって、大事なのは、

最初の1歩の段階で、

「そこまでやらなくても・・」と

「自分基準」でブレーキをかけるのではなく、


とりえあず思い切って決められた通りにやってみること


ではないでしょうか。



しばらくは意識しなければできない

かもしれませんが、やがて

意識せずとも当たり前にこなせるようになり、

それがその人にとっての「巡航速度」

となるはずです。




そうやって1人1人が「会社基準」で仕事している職場は、

社内に一体感や活気が生まれ、

そしてその雰囲気は、

お客様に伝わり、口コミや評判へとつながります。




「そこまでやらなくても・・」

が、

「やるのが当たり前」

になった時、

人としても会社としても一皮むける、

そのように考えております。


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【本日のまとめ】

■ 頭では「何をすべきか、何をした方がよいか」を理解しつつ、

  「まあ、そこまでやらなくても・・」

  と手を抜き、勝手に「会社基準」を「自分基準」にすり替えていたとすれば、

  その人もその会社も永遠に変われない。

■ 最初の1歩の段階で、

  「そこまでやらなくても・・」と

  「自分基準」でブレーキをかけるのではなく、

  とりえあず思い切って決められた通りにやってみることが肝心。










posted by 安野 広明 at 18:00| 島根 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

Vol.1639「“新”に挑むことで、活路を見い出す」


昨日の夜は、

益田市倫理法人会主催の『倫理経営講演会』

に参加。



講師は

一般社団法人倫理研究所参与の井上茂勝氏で、

テーマは

「大転換の時代 〜“新”に挑む〜 」

でした。




私(安野)が特に印象に残ったのは、

「新」についてのお話し。



新しくなるというのは、

「別のものに変わっていくこと」ではなく、

復帰、還元、復古などのように、

「もとにかえること」

を意味するのだそうです。



この「新」に挑む経営についてのお話しを拝聴しながら、

「なるほどな〜」と考えさせられた

と同時に、


当社の進もうとしている方向性はおおむね間違っていない(!)


と、勝手に解釈しました。




というのも、私は、

中小零細企業がこれからの時代を生き抜くために、


手間暇かかる、面倒くさい系のアナログ的な仕事を、

ライバルや大手が真似できないレベルに深く掘り下げること、


そして、そこに


AI(人工知能)には真似できない人間臭い感情や想いを乗せること


によって活路を見い出せるのではないか

と思っています。



これは、ある意味、

ひと昔前(昭和時代)の仕事のスタンス

であり、あたかも

時代をもとにかえすような感覚です。



また同時に、

デジタル化や効率化に慣れ過ぎた現代人が

ないがしろにしていることでもあります。



もちろん、

当時とまったく同じ仕事内容ではなく、

お客様からは見えない社内の作業部分は、

最先端のソフトウェアツール等を活用し、

徹底的なデジタル化・効率化によって

作業時間を減らすための努力は必要不可欠。



その人・その会社にしかできないお客様対応はアナログ化し、

誰にでもできる作業はデジタル化する


といった感じでしょうか。




さらに抽象度を上げて例えるなら、

螺旋階段をグルッと一周回ったようなイメージです。



すなわち、階段を


上から見たらもとと同じ位置(=やっていることはひと昔前と同じ)に見えるけれども、

横から見たら高い位置に昇っている(=作業効率や生産性のレベルは格段に上がっている)


ということ。




一見すると非合理に見えるかもしれませんが、


アナログ的な仕事による差別化こそが、

価格競争に巻き込まれず、かつ、独自の付加価値を生み出せる


という意味で、

(長期的に見れば)合理的ですし、


これこそが中小零細企業にとっての「新」ではないか

と考えています。




ということで、

今後も、当社ならではの「新」に

挑んで参る所存です。


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【本日のまとめ】

■ 新しくなるというのは、

  「別のものに変わっていくこと」ではなく、

  復帰、還元、復古などのように、

  「もとにかえること」を意味する。

■ その人・その会社にしかできないお客様対応はアナログ化し、

  誰にでもできる作業はデジタル化する

  という発想が、

  中小零細企業にとっての「新」ではないだろうか。









posted by 安野 広明 at 19:30| 島根 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

Vol.1638「“想像力”は我が身を救う」


『アンネの日記』で有名なアンネ・フランク(1929〜1945)は、

2年もの長きに渡り、

ナチスに怯えながら屋根裏に隠れて暮らした

と言われています。



そして、そんな絶望的な状況においても、

本やラジオで豊かな「想像力」を育み、希望を失わず、

語りかけるように日記を書き綴りました。



「想像力」が、当時の絶望から彼女を救ったのです。




・・話しは変わりますが、

仕事やプライベートにおいて、

絶望的とまではいかずとも、

嫌なことや辛い出来事に遭遇することは

誰にでもあります。



それは、

自ら引き起こす場合もあれば、

自分ではどうしようもない不可抗力によることも

あるでしょう。



ただ、そうやって

自分の身に降りかかる事象は避けて通れない

にしても、

どのように受け止めるのか、

どういう意味付けや解釈を与えるのか

は、

自分次第でいかようにも変えることができます。



そして、その時に力を発揮するのが、

その人の「想像力」です。




逆に言えば、

「想像力」に欠けていると、

起こった事象をマイナスにしか受け止められず、

負のスパイラルに陥り、

苦境を乗り越えるのが難しくなるかもしれません。



だからこそ、日頃から

「想像力」を養うことは大切ですし、

そのために最適な手段が「読書」

だと考えています。




先にも述べたように、

アンネ・フランクは、

限られた生活空間、限られた読書環境の中でも、

想像力を育み、自らを救いました。



現代の

平和で自由な日本を生きるわれわれは、

書店やインターネットで

いつでもどんな本でも手に入れて読むことができる訳ですので、


この恵まれた環境を

自らの想像力に磨きをかけることに生かし、

困難や試練を乗り越えていきたいものです。





たまたま

『アンネの日記』を読み返す機会があり、

そんなことを考えました。



それにしても、

悲惨な生活環境の中で

以下(*)のような言葉を日記に書き残した

彼女(当時13〜14歳)の想像力には、

本当に驚かされます・・



*ご参照下さい → http://iyashitour.com/archives/22275


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【本日のまとめ】

■ 自分の身に降りかかるマイナスな事象は避けて通れないにしても、

  それをどのように受け止めるのか、

  どういう意味付けや解釈を与えるのかは、

  自分次第でいかようにも変えることができる。

■ その時に力を発揮するのが、その人の「想像力」であり、

  また、

  「想像力」を養うために最適な手段が、「読書」である。










posted by 安野 広明 at 17:36| 島根 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする