2016年12月21日

Vol.1493「事業経営の初期段階は、深淵(しんえん)に臨むが如く、薄氷を履(ふ)むが如し」


昨日は、

致知出版社主催の『徳望塾』に参加。



安岡正篤記念館副理事長兼所長の荒井桂先生、

ナノ医療イノベーションセンター センター長の片岡一則先生、

そして

致知出版社の藤尾秀昭社長より、

約6時間に渡り、

みっちりと学ばせていただきました。



それにしても、この『徳望塾』、

ご登壇される講師陣はさることながら、

受講生のレベルがかなり高く、

私(安野)のような未熟者は、毎回、

身が縮む思いがします(汗)。



でもきっと、この

(よい意味での)居心地の悪さが自己成長につながる

と信じ、

いただいたご縁を大切にしていきたい

と思います・・


**************************************


昨日の藤尾社長のお話しの中で、

特に印象に残った言葉があります。



それは、中国古典『孝経』にある一節で、


「戦戦兢兢(せんせんきょうきょう)として、

 深淵(しんえん)に臨むが如く、

 薄氷(はくひょう)を履(ふ)むが如し」


というもの。



「おそるおそる慎重に、

 深い淵を覗き込む時のように、

 薄い氷の上を歩く時のように

 (父母から授かった自分の体を大切にしなさい)」


という意味だそうです (インターネットより一部抜粋)。



そして、この一節は、


「経営をしていく上で不可欠な要素」


だと教わりました。



(あまり詳しくはお話しされませんでしたが、)私なりに、


「経営者は、(組織を守るため、)

 自己の健康管理に慎重でなければならない」


という趣旨と、


「事業を行う際にも、

 深い淵を覗き込む時のように、

 薄い氷の上を歩く時のように、

 慎重に慎重を重ねて臨まなければならない」


という2つの趣旨が含まれている

と理解しました。




この点に関しては、


「そんな慎重にやっていたら、時代の変化に対応できない」


「やってみなければ、上手く行くかどうかなんて分からない」


という見方もあるでしょう。



確かに、

いくら慎重を期しても、

行動を起こさなければ何も始まりませんので、

その通りだと思います。



とはいえ、

あまりに事前準備を疎かにして、

ある意味、ノリと勢い(!?)で新規事業や起業をされる方

をたまにお見かけしますが、

それはそれでいかがなものでしょうか。



資金的に余裕があるのであればまだしも、

もしもそうで無いとすれば、

そこでの失敗は致命傷になりかねません・・。



それこそ、


「深い淵を覗き込む時のように、

 薄い氷の上を歩く時のように、」


慎重に慎重を重ねてあらゆるリスクを想定し、

事前対策をしておくべきです。




少なくとも

新規事業や起業を行うに当たり、

事業構造を確立するまでの初期段階においては、


あらゆる視点から問いを立て、

思考実験を繰り返し、

(できれば)小さくPDCAサイクルを回してみた後、


「これはいける!」


と判断したら、一気呵成に取り組む

といったスタンスが望ましいのではないか

と考えております。




本日は、備忘録を兼ねて。


************************************


【本日のまとめ】

■ とりわけ新規事業や起業に当たっては、

  「深い淵を覗き込む時のように、薄い氷の上を歩く時のように、」

  慎重に慎重を重ねてあらゆるリスクを想定し、

  事前対策をしておくべきではないだろうか。










posted by 安野 広明 at 23:53| 島根 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする