2016年10月25日

Vol.1436「逆境に対する“反応差”が運命を分ける」


日本がまだ鎖国していた幕末(1853年)に、

ペリー提督率いる黒船が浦賀に来航した際、


恐れおののく者、興味関心を示す者、

(吉田松陰のように)黒船に乗り込もうとする者など、

当時の日本人の反応は様々だったそうです。



その中でも特筆すべきは、

黒船と同じものを自力で造ろうと考えた、

島津の薩摩藩、鍋島の佐賀藩、伊達の伊予宇和島藩

の三藩。



しかもそれらの藩は、わずかの期間で本当に

蒸気で動く船を造ってしまいました。



ではなぜ、そんなことを

成し遂げることができたのか?



この点、

当時の日本人の知的レベルが高かった

のはもちろんのこと、その根底には、


「異人にできて、自分たちにできないはずがない!」


という自信や気概、日本人としての誇り

があったのではないかと思います。



見たこともない巨大な蒸気船が

突如として現われた訳ですので、


「こんな相手に敵うはずない・・」


と早々に諦めてもおかしくありません。

(そのように考えた人もいたとは思いますが)



しかし、そんな時に、

リーダー的立場にある人(=殿様)が、


「われわれにできないはずはない!」


という気概を持ち、指示をした。



そういった反応を示せたことが、

その後の日本の運命を分けた

のかもしれません。




そして、この、

「できないはずがない」



「できるはずはない」

という反応の差は、


現代を生きる自分や自社に置き換えた場合にも、

(長い目で見れば)

人生や運命に多大なる影響を及ぼす気がします。



あたかも黒船のごとき(!?)難題や逆境が

突如目の前に現れた際、

どういった反応を示すのか?



「自分にできないはずがない!」


と信じて挑戦するか、はたまた


「自分なんかにできるはずはない・・」


と早々に諦めるのかによって、


そこから得られる成果(=経験等)は違ってくる

のではないでしょうか。




自分で運命を切り拓くためには、

(別に根拠は無くてもよいので)


「自分(または自社)にできないはずがない!」


という気概が必要不可欠。




幕末の動乱を描いた

司馬遼太郎の長編歴史小説『花神』を読みながら、

そんなことを考えました(笑)。


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【本日のまとめ】

■ 幕末の日本人は、

  「異人にできて、自分たちにできないはずがない!」

  という自信や気概、日本人としての誇りを持っていた。

■ 「自分にできないはずがない!」と信じて挑戦するか、はたまた

  「自分なんかにできるはずはない・・」と早々に諦めるのかによって、

  そこから得られる成果(=経験等)は違ってくる。

■ 自分で運命を切り拓くためには、根拠は無くてもよいので、

  「自分(または自社)にできないはずがない!」

  という気概が必要不可欠ではないだろうか。









posted by 安野 広明 at 22:46| 島根 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする