2016年07月11日

Vol.1330「“経営計画書”は、経営者の思考を統合するツール」


自社の経営方針を決める時に、


「“志”が大事なのか?

それとも、“儲け”が大事なのか?」


という二元論で捉えている限り、

正しい答えは導き出せないと思います。



なぜならば、


いくら「志」が高くても

赤字続きで会社として存続できなければ

本末転倒ですし、


「儲け」ばかりを追求して

社会に害を及ぼすような会社では、

存在価値が無いからです。




たまに

「志」や「経営理念」の重要性についてお話しした際、


「そうはいっても、綺麗ごとで飯は食えないからね〜」


と完全に割り切っている、すなわち、

「儲け」ることにしか興味が無い経営者

に出会いますが、

おそらくそういう方は、

二元論の世界にどっぷり浸かり、

何が正しいのかが見えなくなっている

のでしょう。




ここで大事だと思うのは、

「志」か「儲け」か

といった「or」の発想ではなく、

「志」も「儲け」も

といった「and」の発想に切り換える

ということ。



思考のレイヤー(=階層)を数段上げて、

「志」と「儲け」という

一見すると矛盾している2つの要素を統合し、


「その両方を満たすためにはどうすればよいのか?」


を真剣に考えるのです。



*過去のエントリもご参照下さい。
   ↓
Vol.1107「“or”の発想の前に、まずは“and”の発想で思考してみる」
http://bplan.seesaa.net/article/430555875.html




すぐに答えは見つからない

とは思いますが、

どんな業種であれ、

どこかに答えはあるはず。



そして

その答えを見つけるための強力なツール

となるのが、

「志」と「儲け」(=数値目標)とを

リンクさせた形で作成する


「経営計画書」


だと考えています。



逆に言うと、

「経営計画書」を作成するというのは、

矛盾点を統合していくという意味で、

経営者としては

かなりの思考力を要し、

であるからこそ、

作成することに対して

腰の重い経営者が多いのかもしれません・・。




私(安野)もまだまだ未熟ですが、

自社の「経営計画書」を見直しながら、

そんなことを感じました。


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【本日のまとめ】

■ 自社の経営方針を決める時、 

  「“志”か“儲け”か」といった「or」の発想ではなく、

  「“志”も“儲け”も」といった「and」の発想に切り換えて、

  「その両方を満たすためにはどうすればよいのか?」

  を真剣に考えることが大事。

■ そのために「経営計画書」は、強力なツールとなり得る。






posted by 安野 広明 at 16:02| 島根 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする