2016年05月23日

Vol.1281「世界観を広げたいなら、背伸びするくらいが丁度いい」


先日、北海道赤平市にある(株)植松電機

を訪問した際、研修室に、

ペーパークラフトでできた『戦艦三笠』

が飾ってありました。


紙とはいえ、

砲台部分等、かなり細かく作り込まれており、

そのリアルさに感動を覚えるレベルだったのですが、

さらに驚いたのは、

このペーパークラフトが

昔の小学校低学年の付録として販売されていた

ということ。



実際、当時の付録に付いていた

「三笠の作り方」という説明書も

見せてもらいましたが、

大人が読んでもかなり複雑かつ難解で、

おそらく、私(安野)を含め、

多くの人は正しく完成させることはできない

と思います。


昔は、小学生といえども、

容赦ないくらいに説明文が難しく書かれていた

のですね。



おそらく現代であれば、

小学生レベルに合わせた

易しく分かりやすい説明書きにするはず

ですし、そもそも

『戦艦三笠』のような難解なぺーパークラフトは

付録にすらならないでしょう・・



ただ、一見すると

昔の付録は不親切なようにも見えますが、

そうやって、背伸びした高いレベル

に挑戦するからこそ、

子供の想像力や思考力や可能性が伸びる

という側面があったようにも思います。



植松努さんも、

「それくらいが丁度いいんじゃないか」

とおっしゃっていました。



そして、このことは

私たち大人も同じです。



例えば、最近は、

読書離れが進んでいることもあってか、

本屋に行けば

誰にでも分かりやすく書かれた本が平積みされており、

なおかつ、

得てしてそういう本の方が読み心地良かったりするもの

ですが、

自らの世界観を広げたり

新たな知見を得ようとするのであれば、

少し背伸びして難解な本に触れてみた方がよい

ような気がします。



最初は意味がよく分からなくても、

何とか食らいついて読んでいく内に、

いままでにない世界を知れたり、

自分の中に新たな問いが立つ

なんてこともあるはずです。



私自身、学生時代に

国内外の純文学と言われる(当時の自分にとっては難解な)ジャンルを

読み漁りましたが、その時の経験は、

現在、読書を継続していく上での

基礎体力になっております。



まあ、

難解な本ばかり読んでいたら

読書が辛くなりそうですので(汗)、

バランスは大事だと思いますが、

読書に限らず、

あえて「難解なもの」を取り入れてみてもよい

のかもしれません。



そんなことを考えました。


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【本日のまとめ】

■ 昔は、小学生といえども、付録の説明文が

  容赦ないくらいに難しく書かれていたが、

  背伸びした高いレベルに挑戦するからこそ、

  子供の想像力や思考力や可能性が伸びる

  という側面があったのではないだろうか。

■ 自らの世界観を広げたり、新たな知見を得ようとするのであれば、

  少し背伸びして「難解なもの」に触れてみた方がよい。





posted by 安野 広明 at 10:41| 島根 🌁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする