2016年04月25日
Vol.1253「“私”から“私たち”に変わった時、組織は強くなる」
強い組織というのは、
構成するメンバー1人1人が
「私」ではなく「私たち」で考えることのできる組織
だと思います。
いくら社内でコミュニケーションを図っていても、
メンバーの主語が「私」のみ
であれば、
いざという時には「私」を優先するでしょうし、
常日頃から
「自分たちの会社」や「会社の看板を背負っている」
という意識が希薄で、
結びつきの弱い、
脆い組織になってしまうでしょう。
たまに、
仲が良さそうに見えても
意外とメンバーはサバサバしていたり、
人の回転が速い(=離職率が高い)会社がありますが、
そういう組織は、おそらく、
メンバーの意識が「私」にとどまっている
可能性が高いといえます。
では
「私」から脱して、「私たち」に意識が昇華した
強固な組織をつくるには
どうすればよいのか?
というと、
「共通の目的」や「共通の経験・成果」について
メンバー同士で話し合うのが効果的
ではないでしょうか。
具体的には、
経営理念やビジョンに照らし合わせて、
自らの行動を振り返ってもらったり、
各自の経験や成果を共有したりする
のです。
即効性はないかもしれませんが、
継続していれば
徐々に「私たち」という意識が高まり、
メンバー1人1人の結びつきの強い
一枚岩の組織に近づいていける
と信じております。
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【本日のまとめ】
■ 強い組織というのは、構成するメンバー1人1人が
「私」ではなく「私たち」で考えることのできる組織である。
■ 強固な組織をつくるには、
「共通の目的」や「共通の経験・成果」について、
メンバー同士で話し合うのが効果的ではないだろうか。