2016年03月14日

Vol.1211「偉人伝を読むことの意味」


先日の『一日セミナー』の中で、

社会教育家の平光雄先生から、

「いまの子供たちには偉人伝が必要です」

という趣旨のお話をいただいたので、

早速、8歳の娘と一緒に

伝記を読んでみました。


「え〜興味無いんだけど〜」

と、ぐちぐち文句言われながら・・。



ちなみに、使ったのは、

教育哲学者として有名な森信三先生が、

独自に21人の偉人を選ばれたという

こちらの本。


『一生の羅針盤―「偉人伝記」のすすめ (ものがたり伝記シリーズ21)』
http://www.amazon.co.jp/dp/4896193652/



昨日読んだのは、

トヨタグループ創始者である豊田佐吉氏のお話しです。


佐吉氏が晩年に開催した「お礼の会」で、

参加者の前に立ち、お礼の挨拶を始めようとした際、

感謝の想いが込み上げてきて、言葉にならず、

ただただ唇を震わせて黙っていたエピソードなんて、

かなりグッときます・・。



しかし、読み終わった後、

娘に感想を聞くと、

「なんで黙ってるのか、意味わからん」

と、ひと言。


「いや、だからさ〜・・」

と、ついつい熱く語ってしまいましたが、

うちの子が伝記に興味を持つまでには

しばらく時間がかかりそうです(汗)。



それはさておき、

偉人伝を読んでみると、

「こうやって(偉人の)人生を追体験することは大事だよな〜」

と、改めて感じます。


なぜなら、

光の部分だけではなく影の部分が見えるから。


また、何よりも

(平先生もおっしゃったように、)


自身の不平・不満・不遇を相対化できる


という効果は大きいと思います。



そして、このことは、

伝記の世界だけではなく、

現代の偉人についてもまったく同じ。



例えば、私(安野)は以前、

音と光を失い、全盲ろうとなりながらも

東京大学教授としてご活躍されている福島智先生

のお話しを拝聴したことがあるのですが、

その時に、


「(現在の自分は)真っ暗な宇宙空間にポツンと浮かんでいるような感覚」


とおっしゃっていたのが

とても印象に残っています。


*ご参照下さい。
   ↓
Vol.1066「自分の中で“仮の結論”を出し、前へ進む」
http://bplan.seesaa.net/archives/20151021-1.html



現在進行形でご活躍されている、

まさに現代の偉人と呼ぶにふさわしい

福島先生からの言葉は、

とても強烈なものがありました。



福島先生の言葉に出会ったことで、

もしも将来、

「自分はなんて孤独なんだ・・」

と近視眼的になった時には、

「福島先生の孤独に比べれば、自分はたいしたことない」

と、

前向きに相対化できるような気がしています。



そのように考えると、

子供だけではなく、大人の方こそ

過去そして現代の偉人に

学ぶ必要があるのかもしれませんね。




とりあえず私は、

子供たちと一緒に

伝記を読むことを心に誓いました(笑)。


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【本日のまとめ】

■ 偉人の人生を追体験することで、

  自身の不平・不満・不遇を相対化できる。

■ 子供のみならず、むしろ大人の方こそ、

  偉人伝に学ぶ必要があるのではないだろうか。





posted by 安野 広明 at 16:22| 島根 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする