2016年02月10日

Vol.1178「先送りのメカニズムと、その打開策とは」


昨日は

先延ばし、先送り癖を例に挙げ、

「無意識に行っている意思決定」

について書かせていただきました。


本日は

「先送り」という根深い問題について、

もう少し掘り下げてみたいと思います。



人の行動のすべては、

大きく分けると

「快楽を得るためのモチベーション」



「痛みを避けるためのモチベーション」

との2つのモチベーション

に支えられているそうです。



つまり、人は、

「快楽」か「痛み」かを天秤にかけ、

いずれかをきっかけとして行動している訳です。


また、例えば

ある人にとって「煙草」は快楽であるのに対し、

ある人にとっては苦痛でしかない

ことから分かるように、

「快楽」と「痛み」の感じ方は人それぞれ

とも言えます。




では、ここで、

「なぜ先送りをするのか?」

というと、

本来やるべき行動から感じる「痛み」

よりも、

先延ばしすることによる「快楽」

の方が勝っているから

に他なりません。



当然ながら

行動せず先延ばしにすればするほど

将来の「痛み」は大きくなりますが、

目の前の短期的な「快楽」と

(現在もしくは)その先にある将来の「痛み」とのせめぎ合い

になった時に、多くの場合、

将来の「痛み」から目を背け、考えようともしないため、

短期的な「快楽」を選んでしまう

のだと思います。



「痛み」を乗り越えていけば、いずれ

一時的ではなく長期的な「快楽」が手に入る

にもかかわらず・・です。



したがって

将来の耐え難い(?)「痛み」を

リアルに真剣に考えることで、

逆算思考で現在にフォーカスし、


目の前の「快楽」よりも「痛み」を選択できる強さや勇気



が必要となります。



そのためにも

昨日のエントリで書いたように、

自らの意志決定を後押しする「言葉」

を用意しておくことは効果的

と言えましょう。




さらに突っ込んで考えると、

いつまでも

「痛み」を「痛み」として捉えている以上、

それは我慢や忍耐の世界であり、

その内しんどくなってしまうような気がします。



ですので、できることなら

「痛み」を「快楽」に変えてしまうのが望ましい

のは言うまでもありません。



上述したように

「快楽」と「痛み」の感じ方は人それぞれであり、

ある意味コインの裏表のようなもの

ですので、

捉え方そのものを変えるのです。



そして、そのためには、

「痛み」と感じている行動が、

そもそも


「何のために行い、その結果、どういう成果を得たいのか?」


というビジョンや目標を、

明確にしなければならないと思います。



「将来のありたい姿」を定め、

そこに対して少しずつ近づいているイメージを持つ

ことによって、やがて、


行動すること自体が快楽になっていく


のかもしれません。


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【本日のまとめ】

■ 人は、「快楽」か「痛み」かを天秤にかけ、

  いずれかをきっかけとして行動している。

■ 「なぜ先送りをするのか?」というと、

  本来やるべき行動から感じる「痛み」よりも、

  先延ばしすることによる「快楽」の方が勝っているから。

■ 将来の耐え難い「痛み」をリアルに真剣に考えることで、

  逆算思考で現在にフォーカスし、

  目の前の「快楽」よりも「痛み」を選択できる強さや勇気を持つ。

■ 「将来のありたい姿」が定まれば、

  行動すること自体が快楽になっていくのではないだろうか。





posted by 安野 広明 at 07:25| 島根 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする